shanの落書き帳

ポケモンときどき〇〇

無題23

 

 

みなさんこんにちは、shanです。

最近いい感じでゲームを消化できている気がします。

今回紹介する作品はこちら。

 

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9-nine-ここのつここのかここのいろ

 

ぱれっとから2017年4月28日に発売された、「9-nine-ここのつここのかここのいろ」です。高い評価を得ている「9-nine-」シリーズ4部作の第1作目であり、いわゆる分割商法という形になります。ただ1作の値段も一般的なフルプライスの作品の3分の1のため、そこまでぼったくり感はありません。

私自身の「ぱれっと」というブランドのイメージは「ほめられてのびるらじおPP」の印象が強く、後は「ましろ色シンフォニー」のアニメを見たくらいでしょうか。姉妹ブランドである「ぱれっとクオリア」の「オトメ*ドメイン」は好きな作品ですが、実は本家「ぱれっと」の作品をプレイするのは今回が初めてです。

また「ぱれっと」と言えば和泉つばす先生の綺麗なイラストというイメージがあり、それに加えてこの「9-nine-」シリーズは「喫茶ステラと死神の蝶」の愛衣ルートや「きまぐれテンプテーション」を書いたかずきふみ先生のシナリオという事もあり、以前から気になっていました。

後は後ろ姿の立ち絵があるイメージ。

 

ちなみにこのシリーズは作品ごとにキャッチコピーがあり、本作のキャッチコピーは

「この世界はキミを「  」した物語だった——。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以下、常体。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・攻略

 

共通の世界の中で各ヒロインにスポットを当てていく方式の作品のため、各作品の攻略キャラは1人。

本作は1周目は選択肢が表示されず、強制でBAD ENDになり、2周目で正解の選択肢を選ぶとTRUE ENDを迎える。

1周目はゆっくりやっても4時間くらい、加えて2周目は共通部分もあるため2時間くらいと全体的に短め。

回想シーンは1周目で0回、2周目で2回とED後に1回の計3回。

 

・あらすじ

 

園都市である白巳津川(しろみつがわ)市に住む高校2年生の主人公、新海翔(にいみかける)は、町興しのために作られ、見事に爆死したアニメ「輪廻転生のメビウスリング」のイベントの手伝いのため、「白蛇九十九(はくだつくも)神社」に来ていた。そこで大きな地震が起こり、神社に祀られていた神器が割れてしまう。それが主人公の平穏な日常が終わるきっかけだった。その日を境に、主人公の周りで超常現象が次々と起こり始める。人体の石化事件、そして実体を伴わない炎による教室の放火事件。それらは神器の損壊により異世界とのゲートが開き、そこから流出した「アーティファクト」により能力を得た少年少女、通称「アーティファクトユーザー」の仕業であった。また、それらの能力はなぜか「輪廻転生のメビウスリング」に出てくるものと酷似していた。主人公とそのクラスメイトの九條都(くじょうみやこ)、妹の新海天(にいみそら)は、異世界から「アーティファクト」の回収にやってきたソフィーティアと協力し、悪事を働く「ユーザー」を捕まえるため、奔走することになるのだった、という話。

独自の用語、異世界、能力バトル、と厨二要素がてんこ盛りのストーリー。「9-nine-」シリーズは厨二くさいと何となく知ってはいたものの、これほどとは思わなかった。

主人公は「アーティファクトユーザー」ではあるものの、適合するアーティファクトの存在が不明で、この時点では能力が使えない、というのもすごくそれっぽい。

 

ここから先のシナリオはキャラ紹介欄にて。

 

 

・キャラ

 

本項では、その作品のメインヒロインのみを紹介するにとどめ、次作以降にメインがあるヒロインの紹介はしないこととする。

 

f:id:shanxdl:20210306212613p:plain 九條 都 くじょう みやこ 149-86-57-82

 

主人公のクラスメイト。世界的な大企業であるコロナグループの社長令嬢。ただし倹約家でお金に厳しく、1食500円すら大金と言い張る中学生並みの金銭感覚の持ち主。社会勉強のため、祖父の経営する喫茶店ナインボール」でメイドとしてアルバイトをしており、1人暮らしの主人公がそこへよく食事を食べに行くために主人公とは知り合いだった。「輪廻転生のメビウスリング」にはコロナグループもスポンサーとして出資していたため、アニメの爆死の責任を感じてイベントでのコスプレイヤー役を買って出ていたお人好し。神社で起こった地震の時、いつの間にか手元に戻っている不思議な髪飾りを拾うが、これが「アーティファクト」だった。発現した能力は「他人の持ち物の所有権を奪い、その持ち物に関する記憶を消す」。発動条件は対象の10 m以内に入っていることと、対象物の位置がわかっていること。まるで盗人のようなその能力に最初はへこんでいたが、学校で暴走した炎の能力の「ユーザー」を、能力を使って「アーティファクト」を奪取することで止めることができたため、以降はこの力を正しいことに役立てようとする。「力を持つ者には責任がある。」という上流階級にありがちな考えを持っており、その教えを守って白巳津川市で起こっている人体石化事件の犯人、「魔眼」の「ユーザー」の捜索の協力を主人公に依頼する。

学校での事件の際、炎の中に躊躇せず飛び込んでいった主人公の事を尊敬しており、好感度は高い。さらに主人公との特訓により、物だけでなく対象の記憶も奪えるように能力が強化される。しかし1周目では、主人公が都に秘密にしていたことである、炎の能力の「ユーザー」が都に「アーティファクト」を奪われたことにより、能力が暴走して自分の魂を焼き尽くしてしまったこと、つまり自分が間接的に殺人を犯してしまったこと、を知ってしまい、主人公とのすれ違いが起こった結果、1人で「魔眼」の捜索に出かけて返り討ちに会い、殺されてしまう。この時に出現する、「はじめからやり直す。」という選択肢を選ぶことにより、2周目に入ることができる。

2周目ではソフィーティアから、この世界には無数の「枝」、つまり並行世界が存在し、無数の可能性が存在し、この2周目の世界は1周目の世界とは異なるという話を聞くことができる。これらのことから、主人公の能力は世界線、つまり「枝」を移動できる能力なのか、ということが推測できるが、あくまで考えにとどめておく。

ちなみにソフィーティアは「アーティファクト」の力により、異なる「枝」の出来事を知ることができるようである。

この「枝」での主人公は都と積極的に関わる選択を選ぶ。イベントではカメコに絡まれている都を助け、一緒に下校するイベントもこなす。また放火事件では都を庇う行動もする。その結果、主人公と都の関係が1つ進み、ソフィーティアから都が犯した殺人の事を聞かされる前に、都から連絡が来て話が中断するため、主人公はそのことを知らず、よって都に記憶を読まれたときにもすれ違いは起こらない。ただし、主人公が都が好きだということが伝わってしまうため、それで吹っ切れて恋人関係になる。

1人で行動しないようにした結果都は死なず、逆に「魔眼」の居場所を突き止めるが、その場所で見たものは、1体の石化した人間と、「魔眼」からの遺書だった。この石像は本当に自殺した「魔眼」なのか?「アーティファクト」は回収できなかったため、どこに消えたのか?ED後に都の「スティグマ」(能力を使用した際に現れる紋章、令呪みたい)が大きくなっているという不穏な描写は何なのか?という謎を残したまま本作品は終わりとなる。

 

都は正義感が強く、他人のために戦える、正統派の魔法少女だというだけでなく、主人公のために自宅まで料理を作りに来てくれたり、素直に甘えてくる、正統派の美少女でもある。それゆえ、ある程度影が薄くなってしまっていると考えた。バイト時にはツインテ+伊達メガネで雰囲気が変わるのはすごくかわいかった。個人的には大企業のお嬢様なのに主人公のために料理を作ってくれる(おいしい)というのがすごく好き。あと能力発現時のCGは結構かっこいい。

また、ここ何作か純愛ものをやっていなかったためか、都の告白シーンがやたら眩しく映った。こういうのが見たかったんだよなあ...。149 cmと小柄で、告白の時に主人公の袖をつかむシーンで小ささが強調されているのもgood。小柄のおかげでおっぱいも大きく見えるぞ!!

 

CVは澤田なつさん。実はエロゲでまともに声を聴いたのは初めて。都の落ち着いた雰囲気、仲良くなると出てくる距離感の近さ、など普通に演技が上手だと思った。特に告白シーンはすごくよかった。

 

f:id:shanxdl:20210306220936p:plain ソフィーティア

 

ここまで名前を出しておいて、姿が想像できないと思うので一応紹介。どうみても〇ベえポジション。異世界で「アーティファクト」を管理する組織「セフィロト」の一員で、主人公たちの世界には流出した「アーティファクト」を回収するためにやってきた。この姿は仮の姿で、異世界では美少女らしい。その存在は結界の作用により「ユーザー」にしか視認できず、主人公や都に「アーティファクト」の捜索を手伝わせるが、「アーティファクト」に関する情報を主人公たちに隠しているため、主人公からは信用されていない。このキャラは今後どのようにシナリオに関わっていくのかが楽しみ。

 

CVはなんと新井里美さん。いいんですか!?と言いたくなるくらいの人で、私自身ファンである。

 

・最後に

 

分割作品の1本がどれくらいの長さなのかはわからないが、本作に限っては短く感じた。また、本作はシリーズ1作目という事で世界観の説明パートも多く、そういう点でも都が不遇に感じてしまった。大きなシナリオに関してはシリーズをすべてプレイしないと何とも言えないが、少なくともこの時点では面白そうな内容だと感じている。