みなさんこんにちは、shanです。
今回は公式大会の「スパイクチャレンジ」に出場したので、その構築について紹介したいと思います。
今回はいい成績を残せなかったので、ほぼ自己満足の内容となっています。
なお、この「スパイクチャレンジ」はガラル、ヨロイ、カンムリ図鑑に登録されているポケモンのみが参加できる大会であり、ダイマックス禁止のルールが特徴となっています。
ダイマックスなしの真剣勝負!
以下、常体。
・パーティ紹介
・構築経緯
ダイマックスが禁止のため相手の耐久値が下がり、ステロ+積みエースの展開が通りやすくなると考えて、積み構築を使う事にした。積みエースとしては強力な積み技を持つカイリューとウルガモスを採用し、ステロ要員としてはガブリアスに強く出れるマンムーを選んだ。
さらにプレテストの仲間大会でドヒドイデ+ポリゴン2といった受け系統のパーティが多く見られたため、それに強く出れる磁力鉄壁型のジバコイルを採用。
最後に終盤のスイープ役としてスカーフ悪ラオス、カバルドンからの展開を粉砕する眼鏡水ロトムを採用した。
・個別紹介
マンムー 陽気 厚い脂肪 @気合の襷
186(4)-182(252)-100-×↓-80-145↑(252)
汎用性の塊。環境に増えるであろうガブリアスに対して強く、終盤のストッパーにもなれる点を評価してステロ要員として採用した。しかし実際にはステロが刺さっているパーティにはあまりマッチングせず、ステルスロックが有効に働いた試合があまりなかったため、岩石封じや馬鹿力のほうがよかったのかもしれない。
また今作から何も仕事ができない水ウーラオスというポケモンが増えたため、思考停止の初手投げは安定しなかった。
このパーティは初手マンムーのステロ展開を警戒されて初手にロトムやゴリランダー、水ラオスといったポケモンを選出されがちなので、そこを読んで合わせていくことも必要だった。
特性は役割対称であるランドロスがいないため、ギャラドスやウインディはそれほどいないだろうと考えて、サンダーの熱風のダメージを抑えるために厚い脂肪とした。実際威嚇持ちと対面した試合はなかったうえに、サンダーの熱風、殻を破ったパルシェンの氷柱針を耐えて勝った試合があったので、これは間違っていなかったと思う。
ジバコイル 図太い 磁力 @食べ残し
161(124)-68↓(個体値2~3)-180↑(228)-156(44)-113(20)-92(92)
放電 ボディプレス 鉄壁 身代わり
受けル対策としてヨロイビギニング構築で使ったのと同じジバコイル。
B+2ボディプでHBポリ2を超高乱数2発、放電でHDドヒドイデを高乱数2発、4振り70族抜き、タイプ一致イカサマ急所でも身代わりが壊れない、の調整。
ポリ2+ドヒド+ラッキーのような構築に強く出られ、またふきとばしのないエアームドやナットレイを捕まえて起点にすることもできる。
カンムリ環境でガラルヤドキングが受けループの駒として注目されたので、前より使いにくくなっていた。また、受けループ自体にそれほど当たらなかったため、選出率は高くなかった。
小さくなるラッキーは絶対に許さない。
カイリュー 陽気 マルチスケイル @ラムの実
167(4)-186(252)-115-×↓-120-145↑(252)
逆鱗 ダブルウイング 馬鹿力 龍の舞
積みエースその1。サンダーやエースバーンにもある程度強く出られ、1舞した後の制圧力が高いと考えて採用。ラムの実を持たせることで鬼火でマルスケをはがしてくる相手や、電磁波で機能停止を狙ってくる相手に対して起点が作りやすくなる。
技構成は一致技2つと、このパーティはウルガモスを採用している関係上絶対的にバンギラスを呼ぶので、そこに刺さる馬鹿力を採用した。実際、バンギラスに打つ機会はあったし、ポリゴン2に対する最大打点ともなる。ダブルウイングは火力が低いが、襷ウーラオスを考えると切れなかった。
一方でこのパーティ全体で悪ラオスを止められず、暗黒強打を死に出しから無理やりカイリューで受けて龍の舞をする機会がそれなりにあったため、マルスケ込みで暗黒強打を2耐えするまでHに振るのはありだったかもしれない。挑発悪ラオス許さん。
ずっと使い続けられていただけあって、無難に強かった。
161(4)-×↓-91(44)-199↑(204)-125-152(252)
古の由緒正しき積みエースその2。今回の戦犯?枠。この個体は臆病で採用するはずが、まさかのミント使い忘れにより控えめのまま採用、結果として1舞でスカーフドリュウズ、スカーフウーラオスなどを抜けないクソポケモンと化した。
こんな初歩的な間違いをする時点でポケモントレーナーとして終わっているが、今回の失敗を肝に銘じて、以後同じ間違いを繰り返さないようにしたいと思う。反省終わり。ちなみに控えめのせいで負けた試合は2試合ほどあった。逆に控え目のおかげで火力が足りた試合も1試合あった...と思う、はい。
ウルガモスは今作から羽休めも朝の陽ざしも取り上げられているので、普通の積みアタッカーとした。炎技は大文字か炎の舞か火炎放射で迷ったが、瞬間火力を意識して命中に目をつぶって大文字を選択した。控え目なら放射でもよかった。しかし大事な場面では外さなかったのでセーフ。残りはドヒドイデの受けだしを許さないサイコキネシスと唯一の回復技兼水タイプに強く出れるギガドレインとした。実際この2種の技選択は正解だったと思う。
努力値に関しては陽気ガブリアスの逆鱗=陽気悪ラオスの暗黒強打を耐えるまでBに振り、対面を強くしたが、特に活きた場面はなかった。
持ち物に関してはステロ展開で強引に舞う機会を奪われるのを防ぐために厚底ブーツを持たせたが、一度も発動しなかったため、混乱実かヨロギの実を持たせるべきだった。
炎の身体も大事な場面では発動しなかったし...。
チョッキ岩封マンムー絶対許さない。
水ロトム 控えめ 浮遊 @こだわり眼鏡
157(252)-×↓-127-172↑(252)-128(4)-106
クッション役として採用したが眼鏡ドロポンの火力が高すぎて何度か3タテを決めた頼れるポケモン。眼鏡の負荷がすさまじく、ドロポンを外さなければ、最強だと思わせてくれるポケモンだった。実際ドロポンを外して負けた試合もあるが、ロトムを使う以上避けては通れない道なので割り切らなければならない。
カバルドンが選出時に見えたら、欠伸展開を許さないと言う強い意志を持って初手に出していた。
技構成はこだわっているため電気技を打ち分けたいときがあったために上3つは確定、残りには絡め手を誤魔化すためのトリックを入れた。
またミラー時に下からボルチェンを打ちたかったため、努力値のあまりはSではなくDL対策も兼ねてDに振ったが、出会った水ロトムは全て後攻のしっぽ型だった。
トリックはナットレイやスカーフ持ちに決めて勝った試合が何試合かあったので正解だったと思う。
これはロトムに限った話ではないが、こだわり火力の押し付けが素直に強かった。
176(4)-182(252)-120-×↓-80-163↑(252)
暗黒強打 インファイト 冷凍パンチ とんぼ返り
スイープ役兼初手の対面操作要員として採用したポケモン。ウーラオスは襷のイメージが強く、初手で対面したドラパルトを何度も上から葬ることができた。またスカーフヒヒダルマをはじめとする並みの1加速ポケモンより早いという点も強く、暗黒強打の通りの良さと相まってとても使いやすかった。
技構成は一致技2種と、対面操作が可能な蜻蛉返り、ラスト1枠にはガブリアス、1舞カイリューをとがめられる冷凍パンチを採用した。しかし、スカーフがばれるのを嫌って、素で交換するプレイングをすることが多く、また出会うガブリアスはスケイルショットでSを上げていることが多く、カイリューにはほとんど出会わなかったため、個々の枠は交代で出てくるピクシーなどのフェアリーに刺さるアイアンヘッド、水ウーラオスに刺さる雷パンチなどでよかったと思う。
スカーフも強かったが、技を打ち分けたい場面も多かった。自分だけ一撃と連撃両採用が可能ならいいのに...。
・きついポケモン
このパーティは小さくなるに対する対策を切っているため、マッチングしないことで対策としている。当たった回数は2回。
またピクシーは小さくなる、瞑想型ともに辛く、明確な構築の穴だと感じた。
積みエースが両方岩弱点のため、不意のサブの岩技がキツかった。特に岩技を持っているガブリアスが激烈にキツイ。HP満タンのマンムーに対して剣の舞→スケショ4回で突破してきたガブリアスは許せない。
・基本選出
+or+
基本はこれだが、あまりこの選出をできた覚えがない。基本選出があまりできないところがこのパーティの欠陥の象徴なのかもしれない。
・戦績
10-5
12-3
3-12
合計25勝20敗
最高レート1677 最終レート1551 順位4桁
2日目終了時にはそこそこの勝率だったが、3日目に急に勝てなくなり、最終は爆死した。
構築に明確な穴があり、そこをつかれるパーティとのマッチングが、最終日に多かったのが原因の一つであり、2日目までが順調だっただけに悔しい結果となった。
・おわりに
今回の大会は、事前の考察が甘かったと言わざるを得ない。特に瞑想ピクシーの事を全く考えていなかったこと、パーティがフェアリー技に弱かったことは反省すべき点であり、小さくなる対策に関しても何か一つは仕込んでおくべきだった。
久しぶりにダイマックスなしの環境を戦って楽しかったので、是非もう一度同じルールの大会を開いてほしいと思った。