shanの落書き帳

ポケモンときどき〇〇

竜王戦2020予選使用構築 ~無限竜の幻惑~

 

みなさんこんにちは、shanです。

今回は公式大会である「ポケモン竜王戦2020」の予選大会に出場したので、その構築を紹介したいと思います。

 

 

 

 

ゲーム部門|「ポケモン竜王戦2020」 公式サイト

 

この大会はいわゆる「禁止伝説」と呼ばれるポケモンを1体まで使用可能なシングルバトルで、2017年12月にも、USUMにて同様のルールで「第3回ポケモン竜王戦」が行われています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以下、常体。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・パーティ紹介

 

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・構築経緯

 

USUM最後の大会である「ウルトラファイナル」に参加した際、コスモパワーアルセウスに何もできずに負けたため、禁止伝説の種族値の暴力からコスモパワーを積めば強いと考え、コスモパワーができるだけ上から積めるムゲンダイナを伝説枠に採用。

ムゲンダイナに毒々を入れる技スペがなかったため、毒菱要員としてドククラゲを採用。さらにムゲンダイナを積み技で突破してくる相手を逆に起点にするメタモンを採用した。

さらにムゲンダイナがダイマックスできないため、こちらのダイマックスエースとしてドリュウズカイリューを採用。最後に相手のレヒレミストフィールドを展開されて毒菱が通らなくなるのが嫌だったので、カプ・レヒレ、おまけでヌオー、トリトドンあたりの牽制としてゴリランダーを採用した。

 

 

・環境によくいた伝説

 

あくまでも私がマッチングした範囲で、多かった伝説ポケモン

黄昏ネクロズマカイオーガ、ザシアン、イベルタル、白馬バドレックスであり、

その他にはジガルデ、ホウオウ、ルギア、黒馬バドレックス、ムゲンダイナ、ホワイトキュレムを見た。

 

 

 

 

・個別紹介

 

f:id:shanxdl:20201213175723p:plainムゲンダイナ 臆病 プレッシャー @黒いヘドロ

241(204)-×↓-121(44)-166(4)-116(4)-200↑(252)

ダイマックス砲 マジカルフレイム コスモパワー 自己再生

 

今回使用した伝説枠。毒、竜という優秀なタイプと伝説にしては早い素早さから上からコスモパワーを積んでいく。ただし耐久はコスモパワーありきなので、最低でも2回は積まないと禁止伝説同士の戦いでは不利であり、カイオーガには有利だが弱保や超技を持っている黄昏ネクロは不利、またイベルタルにはダイアーク連打でDを下げられるため不利、白馬バドレックスはタイプ上不利と、伝説としてはイマイチだった感がある。

ただし対策していないパーティであれば詰ませるのも容易であり、プレッシャーと相まって、有効打を枯らす粘り強い戦いができることもあった。しかし、毒々菱を撒いたのに高速再生技持ちが2枚いると交換連打で対応され、TODに持ち込まれて頭数で負ける試合もあったので、毒菱を撒いて1体を捨てるプレイングは間違っていたのかもしれない。

上からコスモパワーを撃ちたかったので最速にし、HPを16n+1まで上げて残りは気持ちだけBに振った。ダウンロード対策でDに振った方がよかったかもしれないが、このB振りのおかげで1試合拾ったので一長一短。

技構成は、コンセプトのコスモパワーと自己再生に加えて、毒の効かない鋼タイプに撃てて追加効果の優秀なマジカルフレイムと、ダイマックスを切って強引に突破してくる相手に刺さるダイマックス砲を採用したが、これに関しては電磁波や鬼火、トリックを防ぐ身代わりでもよかった。

でもダイマックス砲もそこそこ撃つ機会はあったし...なにより専用技って採用したい...したくない?

 

f:id:shanxdl:20201213182158p:plainドククラゲ 臆病 クリアボディ @気合の襷

155-×↓-86(4)-132(252)-140-167↑(252)

ヘドロ爆弾 熱湯 凍える風 毒菱

 

毒菱役として採用。最初はこの枠はペンドラーだったが、テッカグヤランドロスへの打点や凍える風を打てる点を考慮してドククラゲに変更した。実際、凍える風を撃っているだけで相手パーティが半壊したり、相手のダイジェット展開を防いだりと、思っていた数倍は活躍した印象。

努力値は先発以外で出さず、また襷を持っているのでCSにぶっぱ。イベルタルやゼルネアスより1だけ早いのがえらい。

技構成はコンセプトの毒菱と凍える風に加え、追加効果を重視して熱湯とヘドロ爆弾を採用した。ヘドロ爆弾でイベルタルを毒らせてダメージを稼いだり、熱湯でザシアンを焼いたりと、そこそこ発動機会はあった。

ドククラゲを見てイベルタルに挑発を2回撃たれたのだが、毒々(おまけにアシボ)を取り上げられたこいつに有効な補助技はほとんどない。さらにイベルタルには凍える風からはいると決めていたため、アド稼ぎポイントだった。
前述の通り、毒々菱にしても交換連打されて負ける試合もあったが、1700台後半の人とのマッチングで、ドククラゲがいたおかげで勝った試合があり、その時はとても嬉しかった。やればできる子。

 

 

f:id:shanxdl:20201213184606p:plainドリュウズ 陽気 砂かき @命の珠

187(12)-187(252)-87(52)-×↓-88(20)-143↑(172)

地震 ロックブラスト アイアンヘッド 剣の舞

 

ダイマックスエースその1。砂かきが発動してしまえば、伝説を含めたたいていのポケモンで止まらず、また剣の舞を積んだ時の爆発力が魅力的だと考えて採用。

努力値に関しては砂かき発動時に控え目スカーフアーゴヨン抜きまでにとどめて、ダウンロード調整をし、最大限火力を高めた。なお努力値と技構成に関しては、シーズン12で結果を出したレノバスさんのパクリを参考にさせてもらった。

実際、有利対面に出してダイロックを撃つだけでそこそこ活躍したが、耐久がないので剣の舞を積むタイミングが難しかった。また、このパーティは自分のドリュウズを相手のメタモンに取られるとヤバいが、ドリュウズを後ろから出す関係上、あまりそういう展開にはならなかった。

後述するゴリランダーに地震を半減されるため、相性が悪く見えるが、このドリュウズはほぼダイマックスで使う上、ゴリランダーとの同時選出はほぼなかったため、特に問題なかった。

 

f:id:shanxdl:20201213185609p:plainカイリュー 意地っ張り マルチスケイル @弱点保険

197(244)-170↑(4)-120(36)-×↓-121(4)-128(220)

逆鱗 ダブルウイング 羽休め 竜の舞

 

ダイマックスエースその2。相手のエースバーンを止めるために採用。

意地っ張り珠エースバーンのギガインパクトベースのダイアタックを最高乱数以外マルスケ込みで2耐えし、竜の舞一回で臆病アーゴヨン、意地スカーフウオノラゴン、二回で臆病スカーフウツロイドまで抜ける。これもレノバスさんのパクリ。

鋼タイプに何もできないのと環境にドサイドン入りが多く、あまり選出はできなかったが、こいつがいたおかげかエースバーンはほとんど出てこなかったので結果オーライ。

 

f:id:shanxdl:20201213190212p:plainゴリランダー 意地っ張り グラスメイカー @こだわり鉢巻

199(188)-194↑(252)-110-×↓-90-114(68)

ウッドハンマー グラススライダー 叩き落とす 馬鹿力

 

ゴリラ枠。ゴリランダーというポケモンはどこまでSを伸ばすかが悩ましいといつも思っているのだが、今回は準速テッカグヤバンギラスまで抜いた。

技構成は最高火力のウッドハンマーアイデンティティのグラススライダー、そして有利対面で撃つ叩き落とすと、ダイナックルの媒体として馬鹿力を入れた。

ヒレとは一回もマッチングせず、なおかつカイオーガはこいつがいても関係なく出てくるので見せ合いとしての圧力は微妙だった。鋼+ヌオー、トリトドンみたいな並びに対して技を打ち分けたい場面が多く、奇跡の種かバコウの実の方がよかったかもしれない。

キョダイコランダで、受けに来たクレセリアを2発で吹き飛ばしたのが印象的だった。

 

f:id:shanxdl:20201213193404p:plainメタモン 生意気 変わり者 @こだわりスカーフ

155(252)-×-×-×-×↑-×↓

変身

 

最強のポケモン。私はこの大会で、全ての対戦においてはじめてメタモンを使ったのだが、自分だけ伝説が2体使えるようになるこのポケモンが弱いわけがなかった。

このポケモンには多くの役割があり、黄昏ネクロズマや白馬バドレックスを相手のタイプと数値を利用して止める(その後ダイマックスして同速に勝つ)。重いランドロスに受けだして引かせる。相手の弱保エースやダイジェッターを奪う。相手のザシアンを起点にしてeasy winを狙う。など、挙げればきりがないほど。

メタモン初心者なので、本当はガオガエンとの同時対面時を考慮して最遅にしなければならないところがS個体値Vだが、そんな対面は一度もなかった。

特にザシアンに対してはふとうのけんの特性上、メタモンでコピーするとこちらのAが2段階上がるため、絶対にザシアンに勝てる。上位の人ではメタモンを警戒して身代わりを所持しているザシアンもいたが、このパーティでは全員がザシアンの身代わりを割れるため、メタモンが身代わり状態のザシアンと対面することはなかった。また不用意に剣の舞を積んでくるザシアンに対しては、メタモンを後ろから出すだけでeasy winを量産できた。

剣舞ザシアンに限らず、私もそうだがメタモン無警戒のプレイングを取ってくる人は1600台後半でも結構多く、そういった相手に容易に3タテを狙えるこのポケモンは間違いなくこのルールで最強だと思った。

今作からダイマックス中は拘りが解除されるため、動きやすくなったのも大きい。

また、メタモンが変身しているポケモンにはメタモンで変身できないという仕様を忘れている人も多く、こちらが伝説に変身して相手を倒した後、裏からメタモンが出てきて変身できずそのまま落ちていくという場面にも何回か会った。見た目が変わっているし錯覚するのも仕方ない。

 

・きついポケモン

 

禁止伝説は基本すべてがきつい。やはり数値の暴力が強すぎる。唯一カイオーガだけは、ムゲンダイナが安定する。冷凍ビームの氷を避けるという運は必要になるが。

それ以外では相手のランドロスも重く、後ろから出てこられると厄介だった。

変わったポケモンでは、朝の陽ざし持ち弱保黄昏ネクロズマに負けたのが印象的だった。

またムゲンダイナのところで書いたが、相手の高速再生技持ちに受けまわされるとTODで逆に負けるので、そこの対策が必要だと思った。PPを枯らそうにも制限時間が足りない。

 

・基本選出

 

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基本はこれ。ドククラゲで毒菱を撒いて、ムゲンダイナでコスモパワーを積んで要塞化する。ムゲンダイナが突破されたら、メタモンを出して突破し返す。

 

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弱点を突かれる相手が多くてムゲンダイナが出せないとき。メタモンダイマックスを切るのか、ドリュウズorカイリューダイマックスを切るのかはよく考える必要がある。

 

その他相手のムゲンダイナなどに毒菱を回収されそうなときはドククラゲを出さなかったりする。

 

・戦績

 

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10-5

12-3

6-3

合計28勝11敗

最高レート1700 最終レート1700    336位 

 

目標である1700を達成したので、闘志が尽きてしまいここで終わることにした。

 

・おわりに

 

今回の大会は自分にしては珍しく、勝つために耐えて詰ませるタイプのパーティを使ったが、急所被弾率が上がったり、1試合の時間がかかったり、逆にTODで負けたりとあまり自分には合っていないように思えた。

思ったよりも結果を残せたことはうれしかったが、もし次回があればそのときは自分の好きな火力を押しつけるパーティで上を目指したいと思った。