みなさんこんにちは、shanです。
今期から禁止伝説2体ルールが始まりましたが、最初のシーズンであれば環境が固まっておらず結果を出しやすいと考え、第8世代の終わりに向けて今シーズンはランクバトルの荒波にもまれることとしました。
目標としていた最終3桁を達成することができたので、実績としては全然ですが備忘録代わりに構築記事を残そうと思います。
よければお読みください。
以下、常体。
・パーティ紹介
・構築経緯
シーズン最初はサイクル構築を組みたいと考え、イベルネクロやホウオウダイナなどを使っていたが、禁止伝説のパワーに負けて受けきれなかったことや、ターン数がかさむことで択負けやダイマックスタイミングの読み違えなど、考えることが増え、思うように勝ちきれなかった。
そこで、シーズン中盤から、自分のやりたいことを相手に押しつけていく戦法を取ることとし、構築をイチから組み直すことにした。
使う禁伝は、わかりやすく全抜きを狙いやすい黒バドレックスをエースに採用し、いななきの補助として呪いミミッキュを採用した。
黒バドレックスではカイオーガやイベルタルが重いので、それに対応できるように、2体目の禁伝としてブラックキュレムを採用した。また黒バドレックスはダイマを切るポケモンではないので、ダイマエースとしてすいすいガマゲロゲを採用し、またダイマックスを切らなくてもある程度の火力を押しつけられ、特にオーガザシアンの並びにはダイマを切って一方的に強く出れるレジエレキを採用した。
最後に色々なところを誤魔化すためにメタモンを採用した。
・個別紹介
バドレックス(こくばじょうのすがた) 臆病 人馬一体 @気合の襷
175-×↓-101(4)-217(252)-120-222↑(252)
アストラルビット サイコショック リーフストーム ☨サイコフィールド☨
壊れポケモンその1。基本的に、後述するミミッキュで相手を削ってから展開し、C+1状態から入って相手をできるだけ削り、場合によっては3タテを狙う。電光石火が効かないので、環境に多かったザシアンに対しては対面で絶対に勝てるのがえらかった。またC+1であればサイコショックでハピラキが確2なため、容易に止まらないのもえらい。
技構成は通りのよいメインウエポンのアストラルビット、特殊受けに撃つサイコショックまでは確定。今回はヌオーを重く見て草技が欲しく、その中でもカイオーガやグラードンにも打つことができて打点が一番高いリーフストームを採用した。リーフストームであればタスキを盾にダイマゲロゲも高乱数で飛ばせるため、これでよかったと思う。最後の1枠はダイウォールが欲しかったので補助技を採用。メタモンの対策になったり欠伸電磁波に対して強くなる身代わりも試したが、身代わりを貼っている機会が無く、悪ウーラオスやエースバーンの不意討ちをすかせるサイコフィールドを採用してみた。他の技と違って5ターンの間永久に不意打ちをすかせるほか、後ろから出てくる次のポケモンに対してサイコショックの威力を上げられる点、何より☨意表をつける☨のがよかった。実際100%読まれることは無く、無振り悪ラオスに対してはアストラルビットで確2がとれるために、多数の悪ラオスとエスバを葬った。
持ち物は気合のタスキで、行動保障があって便利なほか、メタモンがスカーフしかいないので、メタモンのみに対策を依存している相手にはそのままイージーウィンを狙う事ができる。
ドレインキッスも一考の余地があるが、技構成に関してはおおむね満足。有利不利がはっきりしている割に爆発力がすさまじく、使いやすいポケモンだと感じた。
ブラックキュレム 意地っ張り テラボルテージ @突撃チョッキ
231(244)-211↑(12)-120-×↓-142(252)-115
氷柱針 クロスサンダー シャドークロー ボディプレス
壊れポケモンその2。S25で結果を出したHDチョッキブラックキュレムをそのままパク拝借した。イベルタルやカイオーガ、サンダーをはじめとする特殊全般に勝てるほか、ムゲンダイナのダイマックス砲やジオコン前のゼルネアスのムンフォを耐えるなど頭のおかしい耐久をしている。S25で同じくチョッキホウオウが結果を出したように、禁伝環境では禁止伝説にチョッキを着せるのが強いと思っていたので、採用を決めた。Aがほぼ無振りにも関わらず十分すぎる数値であり、これでもダイサンダーで無振りオーガ、ホウオウを、ダイアイスでH振りムゲンダイナ、グラードンを、ダイホロウでダイマ黒バドを持っていける。
技構成は上述した仮想敵に合わせた3種類と、暇な時にダイナックルとして撃つボディプレスを採用。龍技を切ることでメタモンにコピられても対処できるのがえらかった(ダイナックル→A+1ダイアイスが350ダメくらいなのでダイマの打ち合いに勝てる)。
ディアルガ、日ネク、ザシアンの鋼タイプには絶対に勝てないが、なんとかそいつらを倒してから最後に展開するようにしていた。またC+3黒バドのアストラルビットを確定で耐えるので、こちらの黒バドがメタモンにコピられたときのストッパーにもなれる。
使える禁止伝説が2体になったことで、日ネクかザシアンのどちらかはパーティにいることが多いため選出は控えめだったが、それでも特殊に対する安心感はすごかった。
ミミッキュ 臆病 化けの皮 @メンタルハーブ
161(244)-×↓-102(12)-70-125-162↑(252)
電磁波 呪い 身代わり 痛み分け
メンヘラ陰キャポケモン。基本的に初手で出して相手を電磁波と呪いで削り、黒バドの圏内に入れるのが仕事。特に語ることがないくらい使いやすく、最強だった。
技構成も完結していて、相手を起点にするための電磁波と呪い、痺れ待ちをしたり痛み分けのHP管理をするための身代わり、電磁波が効かない相手に身代わり連打から強引にHPを削るための痛み分け。相手のミミッキュの皮を剥ぎたかったり、HPミリ残しで交代を繰り返したりされたときのために影うちが欲しいが切る技がない。
持ち物は最初光の粉を持たせていたが、粉で避けると相手を呪いダメで倒してしまって起点にできなかったり、そもそも発動タイミングが予測できず、戦略が立てづらかったりしたので、1度だけ挑発を防ぐことのできるメンタルハーブに変更した。実際、初手に挑発イベルタルが来ると、それだけでGGなので、初手で削るという目的ならこっちの持ち物の方がいいと思う。
電磁波の外しが負けに直結するポケモンとパーティだったので、毎回祈りながら電磁波を打っていた。でもよく外した。
ガマゲロゲ 意地っ張り すいすい @命の珠
180-161↑(252)-95-×↓-96(4)-126(252)
ダイマエース。環境に水、地面技の通りがよく三タテできるポテンシャルがある。半面、禁伝特有の数値の高さで生半可な攻撃は耐えられてしまうため、選出するときには全抜きできるかをよく考える必要がある。例えばダイソウゲンはダイマオーガに耐えられてしまうし、ダイマイベルタルにも勝てない。
技構成は安定の4種類。終盤増えたカイリューに対抗するため、ほとんど撃たなかった瓦割りを冷凍パンチに変えるか迷ったが、壁構築もつらいためこのままにした。あとダイウォールも欲しい。
火力重視の意地っ張りだが、素早さで困ったことは無く、むしろ火力がぎりぎりなので陽気にはできないと思う。
レジエレキ やんちゃ トランジスタ @磁石
155-167↑(252)-71(4)-120-63↓-252(252)
補完枠。オーガザシアンやイベルネクロなどの電気が一貫している相手に刺していく。相手に電気の一貫があるときは積極的にダイマックスして制圧していく動きが強いと思った。特にこの構築できついイベルタルに強いのがえらく、ダイジェット一回では生半可なやつには抜かれない素早さの高さも魅力だと思った。
技構成はオーガやホウオウ意識で物理型とし、最大火力のワイルドボルト、対面操作や、裏のポケモンの犠牲と合わせて削りを入れられるボルトチェンジ、不意打ちをすかしたり削れた相手を倒す神速、最後にダイウォール媒体と不意打ちをすかすために身代わりを採用した。身代わりの枠は電磁波でもよかったかもしれないが、HPの残った悪ラオスとの対面で身代わりで不意打ちすかしから神速で倒した試合があったため、これでよかったと思う。
メタモンにコピられてお互いダイマックスをきりあったとき、ダイアタックから入ることで相手がダイサンダーを押していた場合に勝てるし、ダイアタックを撃たれていても同速でワンチャン残すプレイングは覚えておくべき。
持ち物はゲロゲに珠を取られているため磁石だが、H振りザシアンへのダイサンダーのダメージが31.7%の乱1から確2に変わるため、先にエレキフィールドを展開しておく必要があることに注意。なお耐久は紙であるため特化ザシアンの巨獣斬で68.7%で落ちる。
155(252)-×-×-×-×↑-×↓
変身
でんせつのぽけもんをさんたいつかえるよ。
・きついポケモン
〇イベルタル(+ザシアン)
黒バドをパーティのエースに据えるというコンセプト上、どうしても重くなってしまう。上述の通り初手でミミッキュに挑発をされると、誰も受けだせないためにゲームが終わってしまう。ブラックキュレムは受けだせるが、裏にいるザシアンに回されて終わり。
誰もタイマンで勝てない。竜の舞を積まれるとGG。幸い、メタモンが圧力になっているからかあまり選出されなかった。
〇オーロンゲ
壁展開を止める手段がない。挑発を持っているとミミッキュで時間を稼ぐこともできずに終わり。
〇マンムー
有史以前から、パーティにマンムーが刺さりがちになることは知られている。氷柱針のヒット回数次第ではミミッキュが何もできないし、礫で黒バドのタスキを割られるのでGG。
・主な選出
対オーガザシアン
++
基本的にどんなパーティ相手でもミミッキュ初手からの裏に黒バドは確定だが、対オーガザシアンではザシアン初手+カイオーガ+メタモンという出し方をされることが多く、ミミッキュでザシアンに電磁波と呪いで削りを入れてしまえば、キュレムの障害が失われて黒バド+キュレムダイマックスで勝てる。身代わりザシアンは知らん。
対イベルネクロ
++or
イベル初手ならミミッキュで削ってからゲロゲorレジエレキ、ネクロ初手ならミミッキュで削ってから黒バドから入る。3匹目は相手の残りへの通りを見て決める。ネクロのメテオドライブでミミッキュの皮が貫通されるため注意。
・戦績
・終わりに
今シーズンはかなり頑張ってポケモンをしたが、勝てるパーティを見つけるまでに時間がかかったのがつらかった。一応当初の目標は達成できたがこれに満足せず、より上を目指していきたいと思う。