shanの落書き帳

ポケモンときどき〇〇

無題37

 

 

みなさんこんにちは、shanです。

唐突ですが、無性に抜きゲーがしたくなることってありますよね?

というわけで、しばらくはポケモンレジェンドをやるために更新する予定はなかったのですが、サクッとプレイできてしまった作品に最低限のシナリオ要素があったため、ご紹介したいと思います。

 

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空の少女 -美娼女学園1-

 

2020年4月24日にArgonautsより発売された「空の少女 -美娼女学園1-」です。

これで「からのしょうじょ」と読むのですが、いいのか...?

タイトルにある通り、この作品は3作からなるシリーズものとなっていて、これは1作目です。

ちなみにArgonautsはMOONSTONE系列のブランドであり、MOONSTONEといえばあの伊東ライフ先生が過去に原画家として所属していたことが有名だと思います。この作品は原画家のやまかぜ嵐先生の絵がキレイで惹かれたこと、同じArgonautsの前作「うちカノ」シリーズに出演されていた歩サラさんがTwitterで宣伝していたことなどから気になっていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以下、常体。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・攻略

 

ロープラ作品でヒロインは1作につき1人。シナリオは1本道で、終盤の選択肢によってエンドが分かれる。今作はBAD2つとTRUE1つの計3ルート。総プレイ時間は4~5時間ほど。回想数は前戯のみを含めて20と、抜きゲーらしく多い。

 

・あらすじ

 

シーン数が20もあることからもわかる通り、シナリオと言ってもHシーンとHシーンの間に少し挟まるのみの最低限のものである。

 

名門女子校として知られる「聖エミリア女学院」。そこは小高い丘の上に作られた、世間から隔絶された世界だった。全寮制で学力も高く、また身寄りが無かったり貧乏な生徒を特別生として受け入れるなど、格式高いお嬢様校として知られていた学院だったが、それは表の顔だった。裏では学院のシスターたちがグルとなって、不幸な少女たちを愛人として売り払っていたのだ。主人公、智哉(ともや)は記憶喪失で過去の記憶がなく、両親のことや学院に来る以前の事を何も覚えていなかった。主人公はそのためか自我が希薄で、愛人事業を取り仕切っている学院の副理事、シスター九津見(くつみ)の下で、売却される少女たちの調教を言われるがままに行いつつ、昼間は女装をしてシスター依子(よりこ)として学院の雑務を行っていた。そんなとき、主人公は新たに愛人契約を結んだ天宮芽衣子(あまみやめいこ)の調教を命じられる、というお話。

 

調教ものとしてはテンプレの舞台設定というところだろうか。ただ主人公の過去が明かされないことやシスター九津見にも裏があること、など色々と伏線が見受けられる。

また、愛人契約を交わす少女たちは金銭的な問題を抱えており、自らの意志で調教を行う契約書に同意しているため、調教と言っても和姦に近いものになっているところがポイントだと思う。

 

・キャラ

 

f:id:shanxdl:20220123205110p:plain 天宮 芽衣子 あまみや めいこ

 

両親が作った借金のため、愛人契約に同意した少女。高3。気弱で流されやすい性格で、いつもおどおどと自信なさげにしている。種族値は不明。もったいない。

調教モノといえば乳と尻がデカくて自分の意志がない女の子だよね!!といわんばかりのキャラ設定で正直好き。

主人公は何も知らない箱入りだった芽衣子に対してまずはキスから始め、さらに調教用の地下室内では自分の事を恋人と思うようにと伝える。このため以降の主人公とのプレイでは、イチャラブ路線が続く。また、男に耐性がなかった芽衣子は主人公と肌を重ねるにつれ、主人公に好意を抱いていくようになるが、主人公は記憶喪失の関係か他人の(女の)気持ちを考えられず、度々将来芽衣子が買われていく愛人のオジサンや老人の話をするため、芽衣子が現実に引き戻される、ということを繰り返す。それでも芽衣子は主人公の事が割り切れず、主人公について色々と質問をする。主人公もこれまでに調教してきた少女たちと違い、プライベートに踏み込んでくる芽衣子に興味を持ち、話をするようになる。その中で主人公は自分が学院から出たことがないこと、また学院から出る許可を与えられていないことをおかしいと芽衣子から指摘される。主人公も芽衣子と同じように自我が弱く、今までそのことに疑問を持っていなかったが、それを聞いてシスター九津見と学院理事長に理由を尋ねに行くも答えてもらえない。主人公を芽衣子が調教以外で交流を繰り返すことで主人公に自我が芽生え始め、また芽衣子も自我が強くなり、両親が勝手に遊びで作った借金のせいで、流されて愛人契約に同意してしまったことを後悔し始める。シスター九津見はそんな状況に危機感を抱き、主人公に商品である芽衣子に深入りしないように忠告するが、主人公はそれを聞き入れないほどに自我が育っていた。

そんな時、芽衣子の調教が急に2週間中断される。主人公は2週間ごとに覚醒と昏睡を繰り返す生活を送っており、ちょうど主人公の昏睡期が来るためだった。この謎については本作では明らかにならない。芽衣子はいなくなった主人公を心配し、シスター九津見の元へ主人公の容態を尋ねに行くが、はぐらかされてしまい、逆に自分が主人公に恋心を抱いていることを見抜かれてしまう。

昏睡から明けた主人公は再び芽衣子の調教を開始し、芽衣子の身体はほとんど開発が完了するが、主人公はもう少し芽衣子との交流を続けたかったことからシスター九津見にウソをつき、調教日程を引き延ばす。また主人公は、これまでやりたいことはなかったが、今は芽衣子と交流を続けることがやりたいことだ、と芽衣子に語り、これで芽衣子の好感度はマックスになってしまう。それからしばらくして、芽衣子を買った老人が様子を見に学院に訪れ、芽衣子が初めてその相手と会ったことで、今まで考えないようにしていた愛人になった後のことがリアルに想像され、主人公のことが好きになっていた芽衣子はそれに耐えられなくなってしまう。主人公を学院の外れにある展望台へ呼び出した芽衣子は、主人公に一緒に学院から逃げてほしい、と提案する。

 

ここで芽衣子の頼みを断ると、BAD1に入る。

主人公はシスター九津見から逃げ切るのは難しい、として芽衣子の逃亡計画をやめさせ、好きでもない相手とセックスするのが嫌ならこれを使うといい、と言って媚薬を渡す。一方芽衣子も主人公が自分の特別になってくれず、自分が今まで調教してきた少女たちと同じ、「大勢の中の一人」だったと思って絶望し、愛人になることを受け入れる。主人公と芽衣子は媚薬の効果を確かめるため、と言って媚薬をキメてセックスを行い、芽衣子は薬の暴力的な快楽の前に屈してしまい、知らない男とセックスすることへの忌避感がなくなってしまう。

芽衣子はそのまま愛人となり、卒業まで学院に通いつつも愛人の用意した家に住み、週2で愛人の老人に抱かれる生活を送るようになる。芽衣子は老人の子を孕んで地位を上げるため、老人に媚薬を盛ってセックスを行う。しかし、その媚薬は心臓に副作用があり、元々心臓病を患っていた老人は発作を起こしてしまう。発作を起こして苦悶にあえぐ老人と、それに無頓着で精子を搾り取ろうとする芽衣子の姿で終わり。

 

今までのイチャラブメインの調教(笑)とは格差がひどいが、まっとうな悪堕ちエンドならこんなものだろうと思う。あくまでも抜きゲーなのでシナリオは置いておいて、女の子の貞操観念をぶっ壊すのっていいよね、というところだろうか。

 

芽衣子の頼みを聞き入れ、一緒に逃げることにすると別ルートへ。

主人公にとっても、芽衣子は今までの少女たちとは違う特別な存在となっていたことを芽衣子に伝える。主人公は芽衣子と逃げることにしたことを愛美璃(えみり)に伝える。今まで出てこなかったが、愛美璃はシスター九津見が連れてきた主人公の身の回りの世話をしてくれるメイドで、普段は学院に通いつつ、主人公と同居して主人公の世話をしている。主人公がしている裏稼業のことも知っており、主人公は彼女のことを大切に思う感情を持っているが、記憶喪失のためかそれがなぜかは覚えていない。なお、彼女は3作目のメインヒロインである。

愛美璃はシスター九津見から逃げ切れるかどうかを疑問視しつつも、主人公の事を尊重し、手助けをしてくれる。しかし、一緒に逃げることについては人数が増えることに対するリスクと、芽衣子の主人公に対する想いの面から断り、別の機会に脱出することを主人公に伝える。主人公と芽衣子は学院の外れにある雑木林を通って山を下りることにするが、途中の道が手入れされた痕跡があり、また山を下りていくと、一面電気柵が張り巡らされており、脱出は不可能だった。また、芽衣子は途中で洞窟を見つけるが、その洞窟は最初主人公には視認できないようになっており、違和感が残った。さらに洞窟内を調べたところ、大量の女生徒の死体が見つかった。学院の女生徒の失踪は愛人として売られただけでなく、別のルートもあったことに気付いた主人公たちは、警察にこのことを通報し、事情を話して学院を脱出することを考える。しかし、通報を受けて駆け付けた刑事たちはシスター九津見によって買収されており、また芽衣子の撮った洞窟内の証拠写真はなぜか黒く塗りつぶされたようになっていた。芽衣子は2人の刑事に犯されそうになり、主人公は選択を迫られる。

 

刑事たちから逃げることを選択するとBAD2に入る。

刑事たちに背を向け、逃走しようとした主人公たちだったが、刑事の1人が拳銃で主人公の足を撃ち抜き、グリップで殴って昏倒させる。気絶から目覚めた主人公が見たものは、縛られている自分の前で輪姦される芽衣子の姿だった。芽衣子はそのレイプによって心が壊れて廃人になってしまい、主人公も芽衣子を助けられなかったことを悔やんで終わり。

 

刑事たちを攻撃することを選択するとTRUEに入る。

主人公は芽衣子を見て股間を膨らませている刑事たちの意表をついて先制で攻撃し、2人の刑事をあっさり倒してしまう。その場から逃げ出した主人公と芽衣子だったが、次に学院のシスターたちに囲まれてしまう。シスターたちは謎の怪力を発揮し、主人公を片手で投げ飛ばし芽衣子に迫るが、そのときシスターたちの身体からなぜか炎が燃え上がり、主人公たちは助かる。理由を考えることはやめ、外部の教師が通勤に使う斜行エレベーターの方へ向かい、エレベーターは使わずにその横の階段で校門へと下る主人公たちだったが、その途中で怪物に遭遇する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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!?!?!????????!?????!?!???????

ナンデ? カイブツナンデ?

 

この作品ってファンタジーだったのか?

急に世界観変えるのやめてくれよ...。

 

とにかく怪物が現れ、引き返す主人公たち。主人公たちはエレベーターに乗って再び下を目指すが、怪物が扉をこじ開けてくる。主人公が隠し持っていた包丁で怪物と交戦している間に芽衣子は階段で下を目指す。主人公はなんとか怪物をエレベーターに轢かせて止め、階段で芽衣子の元に向かう。一方先に校門に着いた芽衣子は姉を探していた。芽衣子には両親のクズ加減に愛想をつかして先に家を出た姉がおり、今回姉に連絡して事情を話し、車で迎えに来てもらっていたのだ。しかし、芽衣子の前に立ちふさがったのはシスター九津見であった。彼女は芽衣子の姉を洗脳し、秘密を知ってしまった芽衣子と一緒に車で崖下へ転落させようとする。芽衣子と姉を乗せた車が発進したとき、追いついた主人公が車の窓ガラスを突き破って中に入ってくる。主人公は芽衣子の姉の静止を振り切ってブレーキを踏み、3人は崖に落ちるぎりぎりで助かる。学院から離れたことによって芽衣子の姉の洗脳は解け、芽衣子は学院からの脱出に成功するが、主人公は学院に巣くう怪物の存在を知った今、危険な場所に愛美璃を残してはいけないと学院に戻る決意を固める。芽衣子は主人公と最後にキスをして別れ、主人公のおかげで空っぽで流されやすかった昔と比べて「自分の意志」を手に入れることができた。

エピローグでは主人公は愛美璃の待つ寮に戻り、愛美璃は主人公の帰る場所は自分の隣であり、主人公が戻ってくる気がしていたと、主人公を受け入れて終わり。

 

シリーズ1作目ということで伏線を張った回、もっと悪く言えば有料体験版だったわけだが、それが霞むほどヤバかったのがTRUE終盤の展開で、単なる学園調教モノではない何かを感じた。

ラストバトルはほぼご都合展開だが、まあこのゲームの本質ではないのでまあよし。走っている車の窓ガラスを割って飛び込むとかまあ無理でしょと思うけど言わない。しかも腕の一本は折れてて一本は指が包丁で切れてるのに。

 

後、シーンについては最初の何も知らないところから徐々に淫乱になっていく感じがよかったが、せっかくおっぱいがでかいと作中でも言われているのにパイズリシーンがなかったのは残念だった。20個もシーンがあるのに同じプレイが複数回あるのがもったいない。

それと今更だが愛人契約をしたのに処女を奪うのはいいのだろうか...。まあそこを守ると主人公とヒロインのするプレイの幅が狭くなるというメタ的な点では仕方ないのだろうが。

 

CVは星空ユメさん。鈴谷まやさんの別名義らしく、前回聞いたときは担当キャラがあんまり好きではなかったからか、何も感じなかったが、今回のキャラは特に吐息系の演技が非常に上手に感じた。また自信のないボソボソとした話し方もうまく雰囲気が出ていたと思う。さらに調教モノらしく本気で感じているときの♡がついたセリフと、そうでないときのセリフの演じ分けもわかったのですごいと思った。

 

・終わりに

 

今作はHシーン中にヒロイン視点が挿入されている。ヒロインの心情がわかるのは個人的にはプラスだが、毎回挟まれるので冗長になる上に、CGに漫画の吹き出しのような縦書きで挟まるのが読みづらく、うっとうしくも感じた。またヒロイン視点の地の文もヒロインが読み上げるので、セリフとの差がわかりづらく、違和感を感じた。こういうのはたまにでいいと思う。

今作のジャンルを見返してみると「オカルティック官能ADV」になっていたので、怪物のくだりは一応予定されていたんだな、という気になった。評価としては1>2>>>3になっているのがものすごく不穏だが、シナリオは気になるので続きもプレイしていきたいと思う。