shanの落書き帳

ポケモンときどき〇〇

無題8

 

 

どうも、shanです。

年末のdmmセールで調子に乗ってエロゲを買い過ぎてしまい、積みゲーが一気に増えてしまいました...。

しばらくはこれを崩すことと格闘しそうです。

 

そんなこんなで、今回紹介するのは久しぶりに発売したてのゲーム、ゆずソフトから2019年12月20日に発売された、「喫茶ステラと死神の蝶」です。略称はフェラ神。カステラとかいう略称もあるみたいですが、公式が言っていたんだからフェラ神が正式、いいね?

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喫茶ステラと死神の蝶 公式サイト

 

いまや業界を代表するブランドとなったゆずソフトの最新作である本作品。「メモ」を見てもらえればわかりますが、私は「のーぶる☆わーくす」をプレイして、感銘を受けて以来のゆずソフト信者であり、ほぼ2年ぶりとなる新作の登場を心待ちにしていました。

信者の一人として「ゆずソフトと自分」というテーマでキモい自分語りをしてもいいのですが、それはまたの機会にとっておくとして、今回はこの作品についての感想を述べていきたいと思います。

 

 

 

発売してあまり日が経っていませんが、ネタバレに関しては気にせず進めていくので、ご了承ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以下、常体。

 

 

 

 

・攻略

 

攻略可能ヒロインは、キービジュアルに出てくる4人+サブヒロイン1人の合計5人。

エンディングは各ヒロインエンドと、ノーマル、バッドを入れた7種類。

プレイ時間は共通ルート6~8時間+各ヒロインルート5時間ほどで30~40時間というところか。今回はポケモン厳選をしながらオートで流していた時もあったため、プレイは遅めとなった。

Hシーンは基本、本編4回+アフターストーリー1回だが、希は3+1回でサブヒロインの涼音は2+1回。まあゆずソフトとしては多くもなく少なくもないところではないだろうか。

ちなみに私の攻略順は愛衣→希→(涼音)→ナツメ→栞那

 

・キャラ

 

ゆずソフト作品というのはかわいいキャラが動いてしゃべるのを悶々と眺める作品であり、シナリオに過度な期待をしてはいけないのでシナリオは軽く流すだけにとどめる。

簡単に言うと、車にひかれて死んでしまった主人公が童貞を捨てたいという想いの強さで世界をやり直し、女の子とイチャイチャするという話。

ほら中身がないだろう?

 

明月 栞那(あきづき かんな)種族値は非公開

 

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100年以上生きている死神。しかしその設定は電子機器が苦手ということぐらいにしか活かされていない。初めてビジュアルをみた時にジト目がデフォ+常に敬語+長い間生きているという設定からイメージされるキャラに好きな要素が持てなかったのだが、大正義CV車の人から繰り出される、イメージよりも甘くて高くて砕けた感じの声に一気に好感度が爆上がりしたメインヒロイン。

日常会話にも下ネタを混ぜ込んできて、さらに白髪とCVからマイルドなエリナ(詳しくはドラクリ)と言われていたりいなかったりする。

ゆずソフトにはたいてい一人以上オナニー担当のヒロインがいるのだが、今作ではこいつが担当。オナニーすることをあやちねねするというのは草を禁じ得ない。

蝶は魂の残滓であり、死神はこれを捕まえて正しい輪廻の道に戻す役割を負っている。死神は蝶が集まって構成されており、死神としての役割を果たすと、輪廻に戻って生まれ変わるという設定。こいつのルートでは死神としての役割を果たして消えてしまった栞那を主人公が愛の力で復活させるという話。ある意味2週目であり、やっぱりサノバなのでは...。

共通シナリオ中で主人公が栞那の作るオムライスの味に既視感を覚えたり、栞那が「次こそ」幸せになってほしいという意味深な発言をしたことから、栞那の中には主人公の死んだ母親の魂が混じっているのではという仮説を立てたのだが、全然違った。私には♰最強♰エロゲプレイヤーを名乗る資格はなかったみたいだ...。

実際は主人公の前世で何度も主人公を見守ってきた死神が栞那だったわけだが、そのせいかバブ味がすごい。ゆずソフトも最先端のトレンドを取り入れてきたといえよう。私も妖怪乳しゃぶりになりたい。

主人公を抱きしめてくれるCGが最高にかわいいが、それだけでなく初Hで顔を覆うCGや、寝るときだけツインテールになる仕様も最高にかわいい。

多少キャラ設定が悪くても鞍上が良ければ何とかなるという事を体現したキャラだと思う。しかし、こいつのルートは死神に関する設定に消化不良感があり、なぜなのかを考察した結果、途中から主人公と父親という、主人公を主体とした家族の話になってしまうからではないかと考えた。もちろん、栞那が主人公と結婚することを考えている以上、主人公の持つ悩みを二人で解決していくことは正しいのだが、今回はゲーム中のヒロインの一ルートであり、あくまでもヒロインが主役となって、主人公がそれを手伝って解決する流れが正しいのだと思う。主人公側の悩みというのはよほど主人公が立っていて、プレイヤーからの好感度の高い場合にしか成り立たず、むしろヘイトがたまる場合が多いのではないか。実際、今回の話でも主人公と父親が和解している間、栞那が空気だったことから、ルート終了後にすっきりしない気持ちが残ってしまったのだと思う。そういう意味では設定を活かしきれず、残念だった。

 

今作の主人公である高嶺昴晴君は陰キャを自認しており、H中にも冗談を言ったりするのだが、この真面目な雰囲気中に耐えきれずにネタに走ってしまう感じ、

陰キャ学大辞典第25章(第二版以降は26章)「万が一陰キャに彼女ができたら」別表3「H中につい言ってしまうセリフ」に書かれてそうと思うのは自分だけだろうか。

 

今作の声優さんは結構新しめの人が多くて、特にちゅぱ音が好きな自分としては物足りないことも多かったのだが、しっかりとベテランの技術を見せつけてくれた車の人には圧倒的感謝だし、ほかの人ももっと頑張ってほしい。

現代の演技がよりリアルに即しているのかもしれないが、2010年代前半をピークとしてきた自分にとっては水気たっぷりのちゅぱ音が聞きたくなるのだ。

 

四季 ナツメ(しき なつめ)

 

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茶店を開きたかった張本人。実は主人公が轢かれた事故の巻き添えで死んでおり、主人公と一緒に生き返ったが、元々身体が病弱だったことから生きる気力を失っており、そこを主人公と付き合うことにより、前を向くことができるようになる。

ゆずソフト史上初?となるピアスヒロイン。しかしその設定も全く活かされていないのが悲しい。黒髪ロングで泣き黒子、クーデレ、一人だけメイド服にチャイナ服と勝ちヒロインの要素をすべて持っていながら、鞍上の不安定さによりそのすべてを逃してしまったヒロイン。

正直に言うが、前作「RIDDLE JOKER」での演技を聞いて、夏和小にエロゲは無理だなと思っていた。実際、今作の共通ルート前半まではやっぱり...という感想だったのだが、声に慣れてきた、および個別ルートでの甘える演技が思ったよりかわいく、オルガになってしまった部分もある。

鞍上はともかくとして、甘えるときに袖をつかむシーンや二人きりでBARに行ったり、チャイナ服を着て接客してくれたりと、勝ちイベントをすべて持っていった感があるので、これで鞍上が主戦騎手だったならどれほどの人気になっていたのだろうと思わざるを得ない。しかし、夏和小も結構いけることもわかったので収穫。是非もっとうまくなってほしい。

このヒロインはあえぐときの声が一人だけ「あ」じゃなくて「お」が混じっていたのも今までになかったのではないかと思った。

 

どうでもいいが、このルートだけ主人公の友達に彼女ができたのはゆずソフト初なのでは?なお別ルートではクリスマスだけできた彼女に数時間で振られる模様。

 

墨染 希(すみぞめ のぞみ)

 

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主人公の幼馴染。主人公は大学3年生だが、こいつは高校3年生と3つ下。幼馴染で年齢差があるってどうなんだ。毎朝主人公を起こしに来て朝食を作ってくれる。こいつのルートでは幼馴染への恋心をやっと自覚した主人公が、告白して恋人になってイチャイチャして終わり!本当に何もないな...。

ちなみにこいつは最初から主人公の事が好きで、幼いころにした結婚の約束をいまだに覚えている。幼馴染でシナリオを作ると、物語開始時点で主人公のことが好きになりがちなのだが、個人的にはそれを知った後にほかのヒロインを選びにくくなるのであまり好きじゃない。あとこいつは立ち絵のダンベルポーズが致命的にダサいのでそこをなんとかしていただきたかった。

実家は神社で素人ながら巫女をしており、ウエイトレスと巫女で若干属性過多なところもある。こいつのルートでは神社に取り憑いた赤い蝶が、実は希の魂が輪廻されてきた元の母親であることが明らかになるのだが、そのことから急に赤い蝶を母親呼びして涙を流すシーンは違和感しかなかった。実際に赤い蝶が人間だった時の記憶がよみがえったならともかく、希自身は内容について何も知らないのに、状況証拠だけで涙まで流すのは、説明を端折りすぎだと思う。

それはともかく私服の冬服がかわいく、また鞍上が、鼻にかかる感じの声ですごくかわいく、個人的には大好きだった。あまり巨乳キャラは演じたことがないとのことだったが、違和感もなく、よくあっていたと思う。

Hシーンがほかのヒロインと比べて1回少なく、作中1の巨乳なのに、それを活かしたオンリーワンのプレイがなかったことは残念だった。

また名前だけだが、巫女つながりで2作前の「千恋*万花」の朝武さんがでてきたが、立ち絵がほしかった...。

 

火打谷 愛衣(ひうちだに めい)

 

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主人公の後輩で希の同級生。褐色、貧乳、水泳少女とあまり強い設定をもらえなかったのにも関わらず、私の中で結構株が上がっているヒロイン。いつも左目を隠しており、どうせこの左目に意味なんてないだろうと思っていたら実は蝶を吸い込む虫喰の瞳という特殊能力を持っていたというヒロイン。君だけ世界が違わないか?

こいつのルートではこの力のせいで友人関係がうまくいっていなかったところを主人公と付き合うことで愛の力で瞳をコントロールできるようになり、人間関係もうまくいくようになったという話。結局瞳については多くが謎のまま終わる。まあそこはメインではないので別にいいのだが。

前述の通り、あまり人気が出る要素を持っていないが、甘え声が可愛かったり、主人公をよぶときの「こーくん」呼びのかわいさ、またH中に主人公と冗談を言い合うのだが、栞那のときはそれが悪い方向に行っているが、このキャラは体育会系の性格からいい方向に作用しており、とてもかわいいし笑える方向にしあがっている。まさにドエロ谷愛衣。

逆に金髪、巨乳、桐谷華と強い要素しかなかったのに人気の出なかったレナさん...。

しかし、付き合い始めてからは主人公にタメ語になってしまう点は残念だった。主人公の後輩という点を活かすのならば、敬語はなしでもせめて呼び方に先輩はマストだと思った。

 

突然全く関係のない話をして申し訳ないのだが、大地葉といえばプリンセス・プリンシパルのドロシーやDOUBLE DECKER! ダグ&キリルのマキシーン・シルヴァーストーンなど、クールなキャラを演じるイメージがあったため、かわいい系の演技もとてもよかった。

 

汐山 涼音(しおやま すずね)

 

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合法ロリ。26歳。喫茶ステラの正社員でキッチン担当のパティシエール

個人的におでこ+うさ耳カチューシャと好きな属性が二つもあってすき。

また、何度も関係ない話をして本当に申し訳ないのだが、私は山岡ゆりの声がめちゃくちゃ好きなので、その点もよかった。次回作では是非メインヒロインの枠をとってほしいところ。

サブヒロインなので特に何もないのだが、付き合ってからも呼び方が「キミ」になるのはよくなかった。せめて名前呼び捨てとかさ...。

 

・その他

 

実はこの作品、発売前に喫茶店の外観写真が、著作権侵害とかでもめているのだが、これはいいんですかね...?

大阪にある某テーマパークを思い出しますね...。

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あとは使い魔の猫がイキ杉田ホモ和だったので、最初はしゃべるたびに笑ってしまったり、

 

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このような一昔前のネットスラングを挟んできたことにゆずソフトらしさがあふれていたりした。

 

・システム、音楽

 

業界トップのメーカーという事もあり、システム面には不満は一切なし。スクショ機能の実装は、ブログに書いてもいいということなのか?

OPは喫茶店という事でジャズを意識した曲調となっており、最初は地味だと思ったが、聞くたびによくなっていく感じがした。EDはいつも通りな感じ。

 

・総評

 

多少の不満点はあるが、ゆずソフトのゲームであるという事を差し引いて考えると、かなりよかったのではないかと考える。過去作でいうと千恋やリドジョに匹敵する出来ではないかと考えた。

毎回毎回100点は無理でも80点を安定して出してくるゆずソフトには頭の下がる思いであり、これからも信者を辞めないで済むようにハイクオリティなゲームを出し続けてほしいと願う。