shanの落書き帳

ポケモンときどき〇〇

無題13

 

 

こんにちは、shanです。

GWのセールで思ったよりたくさんゲームを買ってしまったので、しばらくはやるゲームに困らなさそうです...。

 

今回はその中から、私が前々からやりたいと思っていたゲームをプレイしたので紹介します。

 

今回紹介するゲームはSAGA PLANETSさんから2017年12月22日に発売された「金色ラブリッチェ」です。

 

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金色ラブリッチェ製品紹介

 

 

SAGA PLANETSといえば、私の中ではキャラゲーの印象が強く、代表作は「はつゆきさくら」になるのでしょうか。私がサガプラのゲームをプレイしたのはこれが初めてであり、そのきっかけは当時ゆずソフトの「RIDDLE JOKER」との発売前タイアップを行っていたことでした。

タイトルにふさわしく金髪美少女しか出てこないゲームとのことで、パツキン好きの私としてはそれだけで惹かれるものがありました。なお天然物の金髪は2人しかいない模様。

 

それでは以下、詳しく感想を述べていきたいと思います。

発売されてまだそんなに時間がたっていませんが、ネタバレはいつも通りガンガンしていく予定なので、そのつもりでお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以下、常体。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・攻略

 

攻略可能ヒロインはメイン4人、サブ1人の計5人。しかし、サブヒロインはメインヒロインを誰か1人攻略した後にしか解放されず、4人のうち1人はグランドルート扱いなので、実質最初にクリアできるのは3人。

OPまでのプロローグが異常に長く、4~5時間ほどかかる。OPが終わるとタイトル画面に戻って、そこからは選択肢で共通シナリオが分岐するのではなく、最初から攻略したいヒロインを選んで、その専用シナリオが進んでいくパターン。個別シナリオは3~4時間ずつくらい。

シーンはやや変則的だが大体メイン4回のサブ2回。選択肢によってHシーンの内容そのものが変化するパターンはいままでやったことがなく、新鮮だと感じた。

アフターストーリーはなし。少しだけグランドルートをクリアした後にシルヴィルートに追加がある。

推奨攻略順は玲奈→茜(サブ)→エロイナ→シルヴィア→理亜

エロイナ、シルヴィアは背景がつながっているので続けての攻略を推奨。理亜はグランドルートなので最後固定。

 

・シナリオ

 

本作は萌えゲーアワード2017で準大賞およびシナリオ賞を受賞しており、近年のトレンドであるキャラゲーの中に少しシナリオ要素を入れる、という作品の先駆け的存在であると考えている。実際プレイしてみて、シナリオ要素というのはグランドルートのことを指していると考えられるが、その内容については後述する。それ以外のルートはまさにキャラゲーにふさわしく、一言で言うと中身がなかった。

まあこれについては私はゆずソフトで鍛えられているので悪いことではなく、キャラゲーだと思って買っているのでむしろキャラが立っていて可愛ければ何も問題はない。

内容に触れる前に、本作ではメタ発言、政治や社会への風刺、淫夢などのネットスラングが平然と登場するため、人によっては気になるのではないかと考えた。個人的には野球に関する風刺や批判ネタは真偽が怪しいものもあってひっかかったし、せっかくきれいな美少女ゲーをやっているのに語録を使うのは避けてほしかった。

 

一応あらすじを説明しておくと、

 

主人公、市松央路(いちまつおうろ)は野球強豪校の正捕手だったが、部内で他人をかばった結果監督の目につき、1軍から降格となり、チームは甲子園で惨敗してしまう。そのことで逆恨みされた主人公は部内でいじめを受け、学校を退学して途方に暮れていたところ、街で謎の黒服集団から逃げているお姫様に出会う。とっさにお姫様と一緒に逃げる主人公。それは、これから始まる「ゴールデンタイム」の始まりだった...。なんやかんやあって助けたお姫様から、自らが通う「ノーブル学園」への転入を誘われ、主人公の新しい生活が始まるのだった、という話。

 

個別シナリオに関してはヒロインのところで説明しようと思うが、とにかく金髪ヒロインたちと学園生活でイチャイチャ!終わり!

 

庶民である主人公が名門お嬢様学校(男もいる)へ転校する流れと言えば私の中では「のーぶるわーくす」が思い出されるが、この作品はあれとは異なり、庶民階級の主人公が差別されるシーンが描かれている。一方で攻略ヒロインたちは最初から主人公への好感度は高いので、嫌いから好きになるみたいな展開はなかったのは残念。

 

・キャラ

 

攻略順での記載とする。

 

f:id:shanxdl:20200510173749p:plain 妃 玲奈 きさき れいな  156-81-55-83

種族値復活!!

 

主人公と同じクラスの金髪ギャル。髪はもちろん染めている。CVは遥そらさんなのでそれ+ギャル演技で勝利が約束されているようなヒロイン。作中キャラのスタイルが良すぎておっぱいは小さめだが、主人公を抱きしめてよしよししてくれるママみの高いヒロイン。かわいい。神。

学園で孤立している主人公に対して最初から垣根なく接してくれ、寮でも色々と便宜を図ってくれる女友達ポジション。主人公ときつめの下ネタを言い合ったりする関係なのもイイネ・。一方で女友達を恋人として昇化させるのは関係性の変化が難しく、仲のいい友達の感覚のままセックスまで進んでしまうとコレジャナイ感が出るので、その辺の描写は少し残念だった。

 

こいつのシナリオは主人公が自分の過去と向き合って、辛い思い出だった野球にケリをつける話。正直内容はない。ヒロインはデザイナーになるという夢があり、エピローグでそれを叶えているにも関わらず、主人公は漫然と日々を過ごして職業は公務員。家族の幸せは手に入れられているが、もうちょっと何かなかったのかと思う。現代にはこれくらいのうすーい主人公の方があっているのだろうか。

 

あと、本作はメインヒロインの3人に3Pシーンがあり、こいつは偶然焚かれてしまった合法なお香でトリップした主人公を嫌っているCV風音様のキャラと3人でヤるという展開。それが主人公とヒロインが付き合う前だったという事もあり、告白前にセックスしてどう収拾つけるんだと思ったが、流れで何とかしたうえ、その時の風音様のキャラがクッソかわいかったからよかった。FDで攻略可能になるらしい。ぐぬぬ...。

あと本作は中出しに関するリアリティがガバガバで、ほかのルートでは何も気にせずヒロインに中出ししているのにこのルートだと先述した乱交時の妊娠を気にして産婦人科に通う展開になるところが、それいる?という感じがした。エピローグで主人公の子供産んでるのでその布石だと思うが。

 

ひとつ言わせてもらえば、制服のときのツインテールがクッソ微妙だったので私服時のポニテでよかったのではと思わざるを得ない。金髪ツインテとか最強のはずなのになんでだ...。

 

 

f:id:shanxdl:20200510175654p:plain 栗生 茜 くりゅう あかね 148-85-53-81

 

サブヒロイン。プロローグで主人公が学園生と打ち解けるのに停電からのキャンプイベントがあるのだが、その時に主人公に惚れてしまった女の子。陸上部所属で主人公の一つ下の後輩で1年生。サブヒロインは金髪じゃないのか...と思うヒロインだが、実は彼女も別ルートにて願掛けのために髪を染めていることが明らかになる。地毛は黒らしい。この辺のアニメキャラの髪の色は染めてるのか地毛なのか世界観によって変わるのが難しいところ。

こいつのシナリオは陸上選手として活躍するヒロインを主人公がトレーナーとして見守り、最後にはオリンピックに出場するといった内容。ここでも物語の主体は主人公ではない。

 

それはそれとしてこのキャラは背が小さい割におっぱいが大きく、陸上のユニフォームが布面積が小さいのも相まってクッソエロい。そんなにおっぱいが大きくて短距離の選手になれるわけねーだろ。

付き合いだすとぐいぐい攻めてくるし、Hシーンの時も積極的で、サブヒロインにするのがもったいないくらい、キャラとしてはよかった。

CVは土屋粘さん。聞いたことない声で、ググってもわからなかった。

 

 

f:id:shanxdl:20200510180600p:plain エロイナ・ディ・カバリェロ・イスタ 170-90-63-87

 

姫に仕える女騎士。主人公のクラスメイトで愛称は「エル」。女騎士なら名前に「エロ」は入れないとね!、みたいなやつ。出自がややこしく、姫であるシルヴィとは実の姉妹だが、シルヴィが養子に出されて王族になったため、現在では姉としてではなく家来として仕えているという存在。

自分の人生はすべてシルヴィのものだと考えており、フェンシングが好きだがシルヴィのためにすっぱりやめようとする。自分の気持ちを大切にしてほしいシルヴィは自分の護衛という任を解き、最終的にはフェンシングの選手としてオリンピックに出場するという話。主人公は特に何もしていないうえ、ヒロインに惚れる理由もあいまいで一番中身がなかったといってもいいだろう。

こいつの3Pシーンでは姫様と3人でアナルセックスをすることになる。やっぱり姫騎士はアナルが弱くないとね!

CVはあじ秋刀魚さん。特に文句を言うところもなく、演技は素晴らしかった。

 

シナリオ中にエルが主人公の持っていた凌辱系のエロゲを見て、こんなことが現実にあるわけないと思うシーンがあるのだが、自分のエロゲの登場人物なわけで、前述したメタ的な要素を代表するシーンだったように思う。

 

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シルヴィア・ル・クルスクラウン・ソルティレージュ・シスア 164-84-52-82

 

主人公のクラスメイトのとある北欧の小国のお姫様。日本へは留学に来ており、主人公とは10年前に日本に来た時にも遊んだことがある。愛称は「シルヴィ」。前髪ぱっつん金髪ストレートロング、白い長手袋にティアラにドレス、お転婆で性に無知とテンプレお姫様要素を詰め込んだキャラ。だがそこがいい。

お姫様のルートは身分違いの恋をどうするかということで相場は決まっており、個人的には家をすべて捨てて駆け落ちするタイプが好きだが、それは置いておいて今作では...特に何もない。主人公がお姫様にふさわしい自分になろうとマナーやその他の勉強を頑張って、最終的には外交官になり結婚するが、ヒロイン、つまり王家側の障害については何も描かれず、拍子抜けである。一応王家は自由恋愛を推奨しているという説明はあるが、それだけでは軽すぎるフォローである。

 

外国人という設定のせいで頻繁に主人公に好きと言う。主人公はそれをlikeとしての好きだととらえていたが、実は10年前からずっと主人公のことが好きだったことが判明する。主人公と一度ヤってからどんどんHになっていくお姫様はとてもよかった。ここでも中出しにリアリティがあり、主人公はコンドームをつけていた。3Pシーンでシルヴィの妹である「ミナ」と3人でするときも、主人公が「ミナ」の中にコンドームをつけて挿入したが、そんなことよりも「ミナ」の純潔を奪ったことの方が重要では?と思わざるを得なかった。処女じゃない王家のお姫様に価値はあるのか...。

CVは猫村ゆきさん。こちらも特に文句を言うところはなく、素晴らしい演技だった。

 

一つあるとすれば、制服時のお団子ヘアが微妙だったことだろうか...。

実はティアラまでつけたお姫様キャラは今まで攻略したことがなかったので、新鮮で楽しかった。

 

f:id:shanxdl:20200510183517p:plain 僧間 理亜 そうま りあ 150-76-51-78

 

喫煙停学ヤンキー少女。主人公のクラスメイト。美少女ゲームで煙草を吸う(未成年)ヒロインを出すというなかなか攻めた設定のキャラ。こいつのルートはグランドルートで、それ以外の時は主人公の友人ポジとして時にアドバイスをしたりするが、基本的にあまり話に出てこない。

 

こいつのルートだけ急に話が重くなる。

まず、主人公と理亜とシルヴィは10年前のキャンプで一緒に遊んだ仲だった。(主人公はこのことを忘れている)。これに限らず主人公は10年前のことを脳の欠落を心配するレベルで何一つ覚えていない。そのとき主人公に惚れたシルヴィと理亜は指輪を作り、主人公と結婚する方がその指輪を手にするという約束をする。しかし、実は理亜は脳に腫瘍があり、10歳までしか生きられないという不治の病を抱えていた。この年まで生き残っていたのは奇跡であり、ほかのルートでは主人公とシルヴィに幸せになってもらい、悔いなく死ぬためにシルヴィと主人公をくっつけようとする。まあ玲奈やエルとくっついた場合でも祝福してくれるが。これにのっとってシルヴィルートでは理亜が指輪をくれ、理亜ルートではシルヴィが指輪をくれる。

理亜ルートでは理亜の想いに気付いた主人公が理亜に告白するが、理亜から返ってきたのは拒絶だった。自分はいつ死ぬかわからない存在なので主人公の負担になりたくなかったのだ。そのあと結局付き合うことになるのだが。腫瘍のせいで聴覚以外の五感が衰退し、煙草を吸っているのは食べ物の味はわからないが、においはわかるため。また目がほぼ見えず、白と黒と金しか認識できないことが明かされる。また定期的に脳の手術をするため地毛は坊主で、頭蓋骨の一部が無く、金髪は10年前にシルヴィがくれた髪を使ったカツラだという事がわかる。あまり部屋から外に出ないのは体力がなく長時間の運動に耐えられないから、というシナリオに絡まない理由づけもされる。

理亜は10年前にしたシルヴィとの約束を守るため、マリア・ビショップという名前で歌手として活動していたが、クリスマスパーティにシルヴィのピアノの伴奏で歌を歌うという約束をかなえ、そのあとはゆっくりと衰弱して1年後くらいに死ぬ。

ここまで難病の設定をつけておいて愛の奇跡で治りました、という展開は好きではないので死ぬのは別にいいのだが、キャラゲーの顔をしておいて急にキャラを殺してお涙頂戴シナリオになると、作中で理亜自身が語った、他人の死で感動する話は嫌いだ、というメタにつながっていくのではないかと思う。

 

キャラとしては実はあった時から主人公の事が大好きなのを隠すためにぶっきらぼうな態度をとっていたという設定や、付き合った後のあまあまな態度、CV小鳥居夕花の声と相まってかわいかった。

一人称が「オレ」なのは10年前に男と間違えた主人公が「オレ」呼びを強要してきたからだが、付き合った後は「わたし」に戻すとかだとよりよかった。

少なくとも見た目の設定だけで敬遠するキャラではないことが分かったが、だからと言ってその設定は必要だったかと言われれば、微妙。

 

あとどうしても気になったシーンで、

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1カートンは10箱なので、計11箱のはずなんだけどなぁ...。

キャラ絵から吸っているのはマルボロボックスでほぼ間違いないし、タバコ吸う人が現場にいなかったのだろうか。

 

ちなみに脳の腫瘍の関係でホルモンが乱れており、初潮がきていないので子どもは作れないという発言が本編中であるが、そのため遺言としてシルヴィに主人公と結婚して子どもを作り、マリアと名付けるよう言い残すシーンがある。理亜ルートクリア後にシルヴィルートにいくと、エピローグで主人公との間にできたマリアという女の子がシルヴィと一緒にコンサートを行うシーンが追加される。なおこの「マリア」は学生時代の主人公とシルヴィを夢に見たと言っており、理亜そっくりの黒髪赤目の外見、そっくりの歌声と相まって転生疑惑が生まれる。ファンタジーなのかリアルに寄せるのかどっちかにしてくれよ...。

 

・その他

 

OPが素晴らしい。映像もいいしなにより曲がすごく好きだった。

物語冒頭で、幼い主人公とシルヴィと理亜が箱に入った金色の何かを見つけるシーンがあり、何かと思っていたら割と序盤で金のラブリッチェマーク(チョコボールのやつ)だとわかるので、もう少し高尚なものにしてほしかった。そんなに話に絡んでこないし。

 

・最後に

 

久しぶりに良質なキャラゲーをプレイした気分になった。理亜ルートに関しては賛否分かれるだろうが、この設定にした時点で死ぬのは必然なので止めるなら理亜というキャラクターが生まれてこなくなるので、これはこれで仕方ないと思う。

正直サブキャラの絢華を攻略したくなったのでFDを買うか迷い中。セールしてくれないかな...。