shanの落書き帳

ポケモンときどき〇〇

無題55

 

 

みなさんこんにちは、shanです。

今回紹介する作品はこちら。

 

 

ライムライト・レモネードジャム|ゆずソフト

 

ゆずソフトから2025年9月26日に発売された「ライムライト・レモネードジャム」です。前作の天使騒々からは2年5か月が経っていて「喫茶ステラと死神の蝶」までずっと約1年半スパンで作品を作ってきていたのが完全に崩壊した感があります(途中に「PARQUET」は挟むものの)。

 

前作の出来があまりにもひどく、正直この作品がコケたらゆずソフトも終わりだなと考えていた中で、2025年中に新作リリースを発表、そして6月に公開されたのが本作でしたが、その第一印象は私にとってはネガティブなものでした。

それもあって、今回は今作が発売されるまでの筆者自身の感想についても少し書いていきたいと思います。

よければお付き合いください。

 

前作の感想についてはこちら。

無題41 - shanの落書き帳

 

発売してあまり日が経っていませんが、ネタバレに関しては気にせず進めていくので、ご了承ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以下、常体。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・はじめに

 

タイトルとキービジュが発表されたとき、時代は「ぼっち・ざ・ろっく」「ガールズバンドクライ」等をはじめとするガールズバンドものが流行しており、前作でも異世界ものの流行にのったこともあって、驚きはなかった。ただ、私がこれまでプレイしてきたバンドものエロゲはOverdriveの「キラ☆キラ」「DEARDROPS」「MUSICUS!」が挙げられ、かつどれも私の好みにあっていたため、ゆずソフトがあのレベルのクオリティの作品を出せるかに疑問があった。また、上述の作品をプレイしたことで私自身の趣味嗜好が歪み、バンドものと言えばロックなことをする(無一文で家出する、後先考えずに学校を辞める、等社会のレールから外れた行き当たりばったりの行動をとる)ことが面白いと感じるようになっており、ゆずソフトにそのようなほんわかしていない雰囲気は出せず、シナリオとしては面白くならないだろうと考えていた。Overdriveのbamboo氏は本作のライブ演出等の監修をしているが、シナリオには手を出していない。ただ、ゆずソフトは複数のゲストライターに個別ルートを書いてもらう方式のブランドであり、今作では初めてさかき傘先生を起用したのと、前々作から引き続きかずきふみ先生を起用したことで一縷の望みはあった。

キャラデザに関しては、1作前から羽純りお先生とほかん先生を正式に入社させて原画家として採用しており、今まではサブキャラのキャラデザのみを任せていたものの、今作で初めてほかん先生がメインヒロインの1人をデザインすることになった。これに関しては、ほかん先生がいいとか悪いとかの話ではなく、私がゆずソフトをプレイする理由の1つとしてむりこぶ先生の絵が好きだから、というのがあるので、単純に2人の絵の割合が減ることに対して思うところはあった。むりこぶ先生2人では仕事量が増えて回らなくなってきたということなのだろう。

カウントダウンムービーが60日~55日前で一度停止し、また30日前から再開されるのは前作から継続。これはそもそも今まで出し続けてくれていたのがありがたいところであり、発売ペースが落ちていることを考えても仕方のないことなのかと思う。1日が過ぎると見れなくなってしまうのは厳しいが、それがずっと続くこだわりなのだろうと考えている。

今作はバンドものである以上、劇中バンドの曲を集めたアルバムが発売されることが明言されており、それに伴っていつもタイトル発表から発売までの間につなぎとして発売されていたキャラソン4枚は作らないことが発表された。その代わり、いつもキャラソンに付属していたボイスドラマについては、全5話がYoutubeの公式チャンネルで公開されることになり、この試みはよかったと思う。

そして劇中歌3曲とOPムービーが先行公開されていくわけだが、曲を聞いたときに始めに感じたのは、地味、というただそれだけだった。劇中歌3曲の方は色々なシナリオの展開の結果できたものであろうからまだ言い訳がきくが、OPに関しては言い訳できず、本当にこれがOPなのか、と思わせるほど地味だと感じた。ゲームをプレイすると、最初は流行りっぽい曲を作るのだが納得できず、主人公が好きな曲調で作り直した曲、という設定がわかるのだが、OP公開時点ではその情報もないので、純粋に曲のみで判断することになり、あまりにも盛り上がりに欠けるうえになんかダサい、という評価をせざるを得ない。しかもこれを主人公たちの初めてのライブで、全4曲(カバー3曲とオリジナル1曲のうちのオリジナル)のラストに持ってくるのだから、もっと盛り上がる曲にしようよ、と突っ込まざるを得なかった。アルバムを購入し、すべての楽曲を聞いたうえの感想だが、バンド楽曲に力をいれた割にはそれほどだな、という印象を受けた。1つ原因を挙げるなら、おそらく"透明感のある声"というイメージで探してきたと考えられる恵凪の声が、ロックサウンドと合っていない、ということがあると考えている。実際、バラード系の曲であれば違和感なく聞けるのだが、アップテンポの曲になると声がバックサウンドに負けていると感じた。

今作では、有名声優を起用するというゆずソフトの慣習を破って(メインヒロイン4人は)ほぼ無名の声優を抜擢し、それも不安の1つではあった。おそらく歌唱力を考慮したのだろうと考えていたが、蓋を開けてみると恵凪以外はバックコーラスで少し歌うだけだったのであまり歌唱力は関係なかったように感じた。ただ、さすがというべきか、演技が下手な人はいなかったのでよかった。

発売から4日後の9月30日に修正パッチver1.11が配布され、学校の先生と生徒会長の立ち絵、そして月望ルートの追加シナリオ(数クリック程度、状況説明のみ)が追加された。学校の先生と生徒会長に関してはほぼ共通にしか登場せず、この時点で月望ルートまで終わらせていた私にとっては遅すぎる修正だった。特に発売後土日を挟んだため、楽しみにしていたユーザーは共通ルートをプレイし終わっている人も多かったと思う。そんな中で共通ルートにしか登場しないキャラの立ち絵を追加されても遅すぎると言わざるを得ない。ちなみに、これより後に演出強化パッチの配信も予定されているらしいが、すでにクリアしてしまった作品をもう一度すぐにプレイすることもなかなか難しく、未完成品と言われても仕方のない措置だと思う。誤字脱字も修正予定だと発表されているが、そもそも前作に引き続き誤字脱字は多く、そこそこ不快だった。

 

2025/10/17 追記

10月17日に修正パッチver1.20が配布され、主人公の母、妃洋、杏珠の学校の友人2人、杏珠ルートのガールズバンドのスカウトの5人の立ち絵が追加された。また、ゆずソフト恒例となる、背景への過去作ヒロインの登場についても追加された模様。特に妃洋については、立ち絵がないのが不満だったため追加はうれしいのだが、すでにクリアしてしまっているものをもう一度とはならないし、ここで大量の立ち絵を追加するくらいなら発売を延期してもよかったのではないかと思ってしまう。

 

 

・攻略

 

攻略可能ヒロインは、メインヒロイン4人に加えて、サブヒロインが2人の計6人。サブヒロインが2人攻略可能なのは前作に引き続き。

プレイ時間は共通が8~10時間、個別がメインヒロインは6~8時間、サブヒロインは4~6時間。シナリオがかなり長かったことに驚いた。ゆずソフトはチャプター制のシナリオなのだが、今作では1チャプター=1ヶ月と明言されており、また四季に合わせてヒロインの立ち絵が4種類用意されていることもあって、4つの季節が全て描かれる。個別ルート分岐は7章からとかなり遅い。

回想シーン数は

 

恵凪 4+1

杏珠 4+1

月望 3+1

莉々子 3+1

美玖 3+1

那優花 3+1

(+以下はアフターストーリー)

 

ゆずのメインヒロインはシーンがメインシナリオ中に4回は担保されているものだと考えていたため、月望と莉々子が3回しかないのは悪い意味で驚きだった。サブヒロインと同等の数しかない。また、誰もオナニーをしないのも近年のゆずソフト作品にとっては珍しい。

今作は初めての試みとして、フローチャートからしか飛べない、ヒロイン視点でその章の出来事を描いたシーンがある。これはシナリオに深みをもたせ、良かったと思う。なお、登場するヒロインの内訳は

1章 恵凪

2章 恵凪

3章 莉々子

4章 杏珠

5章 月望          の全5回。

またすべてのシナリオをクリアすると、フローチャートの共通ルート最後から、「卒業 graduation」という20分ほどのシーンに飛べる。グランドルートとしては短いが、実質グランドルートがあるのは5作前の「サノバウィッチ」以来2回目。

推奨攻略順は特に存在しない。好きな順でやってよいが、かずきふみ先生が書いたのは杏珠ルート、さかき傘先生が書いたのは月望ルートであることを申し添えておく。

 

 

・シナリオ

 

今作はシナリオが長いことにも驚いたが、なんとゆずソフトにしては初めて、中身のあるシナリオになっている。昨今はキャラゲーにもシナリオが求められている風潮があるので、方向転換したのだろうか。

 

高校生でベーシストの主人公、沖浪雪鷹(おきなみゆきたか)は、過去にバンドを組んでいた時に感じた熱や輝きが忘れられず、同じ体験を追い求めてサポートメンバーとして色々なバンドを転々としていた。そんな時、主人公はたまたまバイト先の居酒屋の店長兼ライブハウスオーナーの仲原大夢(なかはらひろむ、ヒロさん)からの頼みで、市と提携している路上ライブのキャンセル枠を急遽を穴埋めすることになる。予定場所に行った主人公が見たのは、許可がいることを知らずに勝手に路上ライブを始めようとしている陽見恵凪(はるみえな)の姿だった。主人公は恵凪に場所を譲り、彼女のライブを見守ることにする。下手クソなアコギを弾きながら歌い、酔っ払いに絡まれていた恵凪を助けにギターで乱入した主人公は、恵凪とのライブに満足感を覚える。久しぶりに音楽が楽しいということを思い出した主人公は、自分でバンドを組めばまたあの時の輝きを感じられるかもしれないと考え、停滞していた日々からの一歩を踏み出すのだった。

高校2年生の始業式、神仙(しんせん)学園に通う主人公のクラスに、鸞鏡(らんけい)女学院から恵凪が転校してくる。恵凪は主人公とやった路上ライブが忘れられず、神仙で軽音部に入ってギターを教えてもらいたいと思っていたが、軽音部はすでに廃部となっていた。主人公は恵凪から、音楽の楽しさを教えた責任をとれと迫られ、バイトで入部はできないが、創部には協力することを約束する。恵凪は新入生歓迎会での部活紹介時間に弾き語りライブをして、新入生を勧誘するチャンスをもらうが、恵凪が校内のイケメン先輩から言い寄られていたことを信者が根に持ち、新入生を買収して恵凪のライブを妨害しようと画策してくる。恵凪のギターの腕前と弾き語りではヤジを抑えられないと判断した主人公は、幼馴染の不二衛哉(ふじもりちか、ドラム担当)、二見原莉々子(ふたみはらりりこ、ギター担当)と一緒に乱入し、恵凪と相談の上ゲリラライブを敢行する(ドラムとアンプは吹奏楽部が使う予定のものがセットされていた)。ライブは成功し、ヤジを飛ばしていた連中を含む新入生全員を盛り上げることができたが、予定にないことをしたため主人公たちは校内を掃除する罰を受け、軽音部の創部は認められなくなってしまう。しかし主人公は恵凪の歌声に惹かれていたことから、ボーカルとして自分の作る予定のバンドに勧誘する。

莉々子が新入生からもらった新歓ライブの映像をTiktokに上げたところ、思いのほか反響があった。また、その中に恵凪がヤジられているシーンが含まれていたことから、それを見た恵凪の鸞鏡時代の友人である嶌越月望(しまこしつきみ)が心配して神仙までやってくる。そして恵凪の近くにいるため、主人公のバンドにキーボードとして加入したいと言う。月望はクラシックピアノで全国入賞経験があり、実力が申し分ないことから主人公は受け入れる。また主人公のバイトの同僚の隠杏珠(なばりあんじゅ)も、主人公と話をする中でリードギターとしてバンドに加入したいと申し出る。杏珠は実は月見と同級生の鸞鏡の生徒であり、父親がV系バンドをやっていた影響で幼少期からずっとギターを1人で弾いていたため、腕前はかなりのものであった。そして莉々子はギターではなく、SNS等の広報担当としてバンドに関わりたいと申し出る。これでバンドメンバー全員がそろう。

主人公はバンド活動にあたり、作詞作曲を担当することになる。従姉でプロの音楽クリエイターである茶園那優花(さえんなゆか)にも相談し、何とか初めて曲を作るがウケを狙った曲でしっくりこず、衛哉にも微妙な反応をされる。そんなとき、主人公がサポメンとして入っていたバンド(gem of rubble 通称gor)が正式に結成され、主人公はライブに招待される。gorの曲を聞いているうちに、主人公は自分の音楽が薄っぺらく感じ、やりたい音楽がないことに気づく。主人公は曲を作り直そうとするがうまくいかず、恵凪に元気づけてもらって結局自分らしい曲を完成させる。

この時作った設定なのがゲームOPに使われている「明け星」である。

主人公たちは初めてのライブに向けて練習を続け、バンド名を考えることになる。月望が発言した「When life gives you lemons, make lemonade.」(日本語に無理やり訳すと、禍を転じて福と為す)ということわざから、"レモネード"を作り続けていけるようにという意味をこめて「レモネードファクトリー」と命名する。

初めてのライブは、対バン形式で行われ、カバー曲3曲にオリジナル曲(明け星)1曲という構成で臨む。1曲目から杏珠がピックを落とすというアクシデントがあるものの、主人公がベースソロを入れてカバーする。そして明け星が始まるところでOPが流れる。

OPの入り方は完璧。初の全編アニメーションと相まって、ライブへの没入感が上がる。曲単体についての感想は上述。また、Overdrive作品と同じように、ライブシーンは全画面に渡って地の文が表示されるのだが、Overdrive作品とは違ってライブ中のテキスト送りが手動のため、どこでライブシーンが終わるかわからず、読んだからといってクリックを続けているとバックの曲が終わらないままライブシーンが終わってしまうということが、作品全体を通して多発した。これだとせっかくの曲がもったいないので、ライブシーン中はテキストをオートで送り、曲の終わりに合わせて地の文が終わるようにした方がよかったと思う。

ここからは月1回のライブを目標にしつつ、バンド練習と曲作りの日々に入る。杏珠がバンドをやっていることが学校にバレ、お嬢様学校なのでロックに偏見があり、クスリをやっているというウワサが流れるようになってしまう。杏珠にバンドを抜けてほしくはないが、バンドが杏珠の重荷になって欲しくはないと考えた主人公は、杏珠がバンドに必要であることを証明するため、ギターバチバチの新曲(放光酸化)を作り、杏珠に弾いてくれと頼む。杏珠は主人公の「その方が面白い」という言葉にのせられてバンドを続けることにする。

主人公たちは月望の所有する別荘で合宿を行う。別荘の近くではちょうど花火大会があり、浴衣を着て花火を見る中で、主人公はバンドの目標を「誰かの胸に残り続けるようなバンド」と決める。合宿が終わり街へ帰ってきたとき、月望の母が現れて、一方的に月望にバンドを抜けさせると言い放ち、月望を連れて行ってしまう。

月望は、かつてはピアノコンクールでいくつも賞を取り、神童と言われた腕前だったが、表現力が足りないことを指摘されて以降長い間スランプに陥っていた。路上ライブで歌っていた恵凪を見て楽しそうだと感じ、恵凪と一緒のバンドなら自分に足りないものが見つかるかもしれないと考えてバンドに参加したのだった。主人公たちが次に出演を予定していたのは地元の音楽祭でのライブだったが、その日は月望のピアノコンクールと同日だった。母によりコンクールへの出場を強制され、ライブ当日まで接触を禁じられた月望だったが、主人公たちがバンドのYoutubeチャンネルに上げたキーボード抜き音源を聞いて新曲を練習し、当日はコンクールの出番が終わるとすぐに駆けつけて、本番ギリギリに間に合わせる。そのコンクールは入賞しており、バンドが好影響を与えたとして月望はバンド活動を認められたのだった。

9月になり、主人公たちは文化祭でライブをしようと考えるが、レモネードファクトリーは莉々子がYoutubeTiktokで宣伝を続けていたこと、最初の新歓でのゲリラライブ動画がバズったこと、那優花が自分のアカウントで動画を紹介してくれたこと、等によりネットでは人気になっており、再生回数も10万回を超えている動画もあった。よって、ファンが殺到する等の安全面を考えて文化祭でのライブは認められなかった。仕方ないので主人公たちはクラスで莉々子が提案した残暑カフェに力を入れることにし、ヒロインたちが浴衣で接客をすることになった。また文化祭のない鸞鏡から、杏珠と月望も手伝いに来てくれることになり、カフェは大盛況のうちに終わったが、主人公たちはライブができなかった鬱憤を晴らすように次のライブに向けての練習を進めるのであった。

 

ここまでで共通ルートは終わり。

主人公たちのバンド活動が、多少のアクシデントはあるもののライブは全て大盛況に終わり、SNSでバズったおかげで最初から大量のファンを抱えていてチケットノルマが達成できないことも一度もない、というヌルゲーであることに不満を感じた。ゆずソフトのシナリオなのだから、ゆるい感じであることはわかっていたのだが、結成したてのインディーズバンドならもっと苦労しているところを見たかった。

あと、主人公がバンドをやっている理由が楽しいからであり、プロになりたいという上昇志向もなく、遊びでバンドをやっているところにも共感できなかった。

今作は共通ルートが長くなった弊害で、ヒロインとつきあうころにはシナリオが終盤に入っており、そのせいでHシーンが短期間に連続して入るなど、バランスが悪かったことも残念だった。

 

 

・キャラ

 

公式サイト順に紹介する。

本作は莉々子以外の3人が敬語ヒロインというのも珍しいと思う。

 

 

 陽見 恵凪 はるみ えな

 

レモネードファクトリーのギターボーカル担当。主人公と同じ神仙学園に通う高校2年生。主人公の呼び方は「沖浪君」→「雪鷹君」。近視で目が悪く視力は0.1以下だが、他人の目を気にしないでよくなるため普段は裸眼で、何かをはっきり見たいときだけ眼鏡をかける。昔は体が弱く、よく入退院を繰り返していたが、入院中にとある人物からアコースティックギターをもらい、音楽の楽しさを説かれる。そのときに「ふぁっく」という口癖ももらう。当時はすぐギターの練習を辞めてしまったが、むしゃくしゃするような出来事が続いたときにそのことを思い出し、路上ライブをすれば何かが変わるかもしれないとギターを持って出かけ、主人公と出会う。音楽の知識はあまりなく、思い込みで突っ走る頑固な面もあるが、基本的には暗く後ろ向きな性格。ロック=タトゥーだと思い込み、主人公に覚悟を示すため淫紋タトゥー(シール)を入れたこともある。両親は離婚しており、父親と2人暮らし。転校した理由は、疲れると熱が出てしまう体質のため、授業が厳しく土曜と長期休みに講習がある鸞鏡では、体調管理ができずに体調を崩してしまった場合に父親に迷惑がかかるから。鸞鏡というお嬢様学校に通っていた影響か、誰にでも敬語で話す。ゆずの呪文詠唱ヒロイン役として割り当てられており、今回はスタバの注文。唐揚げやチキンが好きだが、これは幼少期に入院が多かった影響で、入院時の一番の楽しみがクリスマスにもらえるチキンだったから。

恵凪ルートでは、恵凪が主人公にギターを教えてほしいと頼み、昼休みの空き教室で恵凪の練習動画を一緒に見ることによって仲が深まっていく。レモネードファクトリーは月イチでライブを続けていくが、ある時小学生だった主人公をバンドに誘い、ベースを始めるきっかけを作った三坂妃洋(みさかひなみ)がライブを見に来る。妃洋は入院していた恵凪にアコギをくれた人物でもあり、今は医者を目指して研修医になっており、バンドは辞めてしまったが、当時バンドを組んでいた那優花やヒロさん、主人公に会いがてらにライブを見に来たということだった。

妃洋は恵凪ルートにおける重要人物だが、立ち絵がないのが残念だった。正直先生や生徒会長に立ち絵を作るよりもよほど重要だと思った。

そんなとき、"gor"からツーマンライブの誘いが来て、主人公たちは受けることにする。主人公は新曲作り、恵凪はギターの練習に励むが、恵凪が頑張りすぎて睡眠不足になり、倒れてしまう。主人公は恵凪のことを意識するようになるが、毎日昼休みに会っていることで主人公と恵凪が付き合っているのではないかと校内でウワサになってしまう。そこで今後の会合をどうするか話しているうちに、主人公がポロっと恵凪のことが好きだと言ってしまい、それを受け入れた恵凪がキスをしたことにより2人は恋人になる。そこから2人は恋人としての関係をお預けにし、ライブに向けてバンドで練習を重ねる。ツーマンライブは成功するが、取材に来ていたwebマガジンの記者から、レモネードファクトリーの演奏はバンドとしての経験が浅いと言われてしまう。それを自分の実力の無さのせいだと考えてしまった恵凪は、さらに練習に熱を入れるようになり、疲労から発熱してしまう。なんでも自分のせいにしがちで、両親の離婚も昔から体が弱かった自分のせいだと考えていた恵那は、今回のことも自分の責任だと主人公に話し、主人公から他人のことを勝手に背負うなと諭される。そこでやっと悔しいという感情が生まれた恵凪は、もっと一緒に練習をしてうまくなりたい、と前向きに考えることができるようになった。

それからは2月末にワンマンライブをすることになり、それに向けて作曲や練習に励むことになる。しかしある日、妃洋が訪ねてきて入院している恵凪の母に会ってほしいと頼まれる。恵凪の両親が離婚したのは4年ほど前で、その後恵凪は母と関わっていなかった。母は恵那の入院中に自分の病気が見つかり、3年ほど前から入退院を繰り返すような生活を送っており、恵凪の入院と自分の入院が重なって父に負担をかけないように離婚したということだった。恵凪は自分の体が弱く、母に迷惑をかけてきて嫌われたのが離婚の原因だと考えていたが、今度は今まで母の近況を考えてもこなかった自分を責め、また完治した恵凪に辛かった昔の生活を思い出してほしくないという想いでこれまで連絡を絶ってきた母の気持ちを考えて、母と再会していいのか悩む。しかし妃洋の話では、母の余命はあとわずかで、どうしても会ってほしいとのことだった。悩む恵凪の背中を主人公が押す形で、直接会うのが無理なら歌で気持ちを伝えることになり、恵凪は初めて母に向けて作詞をする。そしてワンマンライブはネット配信されることになり、大成功に終わったライブの終了後、母から電話がかかってくる。

ライブは母の誕生日である2月22日に行われるのだが、恵凪の頼みで"Happy Birthday to you"を演奏することになる。これは恵凪がプロローグの路上ライブで酔っ払いに絡まれたときにヤケクソで歌った曲であり、その曲に意味を持たせてもう一度歌う演出はよかった。ただ、母に向けて歌った、歌詞が重要な新曲"陽だまりのように"は、ライブ描写が少ないせいですぐに終わってしまい、自動オートにするかもっとライブ描写が必要だったと感じた。

恵凪は電話で母とのわだかまりを解消し、お見舞いに行くことになる。主人公も一緒にお見舞いに行き、自分はもう大丈夫で、楽しく過ごしているということを、これからも配信ライブを通して病床の母に伝えていこうと決意するところで終わり。

エピローグは翌年の夏、恵凪の母の葬式が行われ、恵凪はもう前を向いていてこれからもライブを続けていきたいと思うシーンが描かれる。

ほとんど登場しなかった父親、思わせぶりな登場のわりに大した役割のなかった妃洋、ラストで和解した割にすぐ死んでしまった母親など、恵凪の家族の問題の割にはうまく消化できていなかった感を感じた。特に母親に向けたライブシーンは本当にもっと尺を使ってほしかった。後初の配信ライブで5,000人を集めたという設定だが、ただのインディーズバンドの割に多すぎる。まあ今作はライブに関してはド甘設定が多いので仕方がない。

Hシーンでは、着痩せ体質で隠れ巨乳なところがよかった。ヒロインの中で唯一浴衣でのHシーンがあるのも優遇されている。個人的にはエロゲーに登場する衣装差分はすべてHシーンに使うべきだと考えているのだが、浴衣は共通ルートにしか登場しないからか、誰も着ないのがよくなかった。四季を意識した弊害だと思う。ライブ衣装でのHシーンが誰もないのもマイナス。また、前作からアヘ顔、オホ声、濁音喘ぎに味をしめたのか、今作でもその要素を含んでいる。私は眼鏡ヒロインがそんなにヘキではなかったはずなのだが、恵凪の眼鏡はとてもよかった。多分普段は眼鏡をかけていないところがいいのだと思う。ギャップ萌え最高。また、手術をしたことで虚弱体質を治したという設定なので、体に手術痕があってほしかった(マニアックすぎる)。

 

CVは御園紗々さん。ちゅぱ音がうまく、エロシーンの演技も上手だと思った。また下品にならない、かわいい濁音喘ぎの演技がとても上手で、素直に感心した。

 

 

 隠 杏珠 なばり あんじゅ

 

レモネードファクトリーのリードギター担当。鸞鏡女学院に通っており、主人公たちと同じ高校2年生。主人公の呼び方は「沖浪さん」→「雪鷹さん」。

ただ本人が敬語で話すのが楽でクセになっていると語っており誰にでも敬語で話す上、最後まで敬語が取れない上に名前呼びになるのも最後の一瞬だけ、とほぼ最後まで主人公を名前で呼ばない珍しいヒロインだと思う。個人的には誰にでも敬語で話すヒロインから名前やタメ語で話してもらう特別感(ギャップとも言う)が欲しいので、この点は残念だった。

主人公と同じ居酒屋でバイトをしているが、クラスメイトを紹介しろと言われたり、お嬢様学校に通っていることで距離を取られたりすることを危惧して出自を明かしていなかった。女学院に通っているのは父親が過保護だからで、家は普通の庶民である。父親がV系バンドをやっていた影響で幼少期からずっとギターを1人で弾いていたため腕前はかなりのものだが、バンドを組んだ経験がなく人前が苦手なこともあってライブ本番では本来の実力を発揮できずにいる(こう書くとぼっちちゃんに似ている)。

小学生の時、周りに音楽の話をできる友達がおらず、周囲に引かれた経験から高校ではギターをやっていることを隠し、おとなしくしている。そのせいで友達はいないが、成績は優秀で定期テストで平均95点を取ったこともある。「ガチで~」が口癖。主人公のバンドに入りたかったがなかなか言い出せずにいたところ、月望が加入したことを新しいギターが加入したと誤解し、後に引けなくなって主人公に突撃していれてもらった。

杏珠ルートでは、自分に自信がなく、バンドに貢献できていないのではないかと悩む杏珠に対して、主人公が一緒に路上ライブをやって場数を踏もうと提案し、2人で活動を始めることで仲が深まっていく。

度胸をつけるための一環として、杏珠がレモネードファクトリーのことを伏せて個人チャンネルで動画投稿を始め、2桁再生しかいかずに現実に打ちのめされてヘラるところがかわいかった。脳内1人RADIOを始めるところが最高に陰の者という感じがした。ライブ配信をするシーンもとてもよかった。

それから主人公たちは路上ライブとライブハウスでのライブを繰り返し、杏珠が徐々に慣れてきて停滞してきたと主人公は感じる。そこで主人公は、状況を変えるために"gor"のベースである美玖をいきなり連れてきてセッションをさせる。杏珠は何とか美玖との路上ライブをやりきるが、なぜかもやもやした気持ちを抱える。その気持ちを突き詰めていくと、杏珠は主人公と2人きりの路上ライブを楽しみにしており、主人公のことを好きになっていたことに気づく。そして、杏珠の態度を見て怒らせてしまったと感じ、謝罪に来た主人公に対して、杏珠は流れで告白してしまう。杏珠は妄想の中で理想の告白シチュを考えていたため、自分のあまりのふがいなさに泣き出してしまうが、主人公は杏珠を慰めて自分も好きだと返事をする。しかし杏珠は主人公から肯定の返事をもらえると思っていなかったので、返事を待たずに逃げだしてしまう。そして後日のクリスマスイブの日、2人は改めて恋人になる。

告白シーンは杏珠の気の弱さ、自信の無さからくる可愛さがあふれていて、とてもよかったと思う。逃げたことをなかったことにしていて、次回恋人のつもりで接してくる杏珠に主人公がヤキモキしているのもよかった。

杏珠は彼氏ができたことで満たされてしまうが、そんな時、杏珠だけに新興レーベル所属となるガールズバンドへのスカウトが来る。これは杏珠のギタリストとしての"個性の無さ"を買ってもらったことが要因だった。これまで個性を出すために主人公と色々取り組んできた杏珠だったが、これからは個性がないことを個性とし、誰にでも合わせられるギタリストを目指して方向性を変えることにする。しかし杏珠は、主人公と一緒に最高の演奏を目指したかったのでガールズバンドへの参加を迷っていた。そんな中で年明けに行われたライブでは、新曲披露時に主人公のシールドが切れてしまうアクシデントに見舞われるが、杏珠が勇気を出して初めて自分からアドリブでソロを決めてつなぎ、成長を見せることができた。杏珠は、バンドの掛け持ちをOKだといってもらったこと、主人公が杏珠の成長を見て、修業を積んで来いと後押ししてくれたことがきっかけとなり、オファーを受けることにする。最後はバンド後にラブホでHをし、ピロートークでこれからも一緒にバンドを続けていこうと確かめ合うところで終わり。

エピローグでは春休みにレモネードファクトリーの全員で路上ライブを初めて行い、杏珠が前を向けるようになったことが描かれる。

ピロートークで終わるルートはいいルートだと個人的には思っている。杏珠が初めてライブでやったアドリブが、主人公の真似をしたスラップ奏法だったことは結構好きだった。しかしレーベルに所属しプロを目指しているバンドに所属しながら、彼氏が遊びでやっているバンドの方に重点を置いているのは、今後掛け持ちしていることで意識の違いから何かもめ事が起こるに違いないと感じさせ、プロをなめているとしか思えなかった。むしろガールズバンドはそういったことでギスギスしてほしい(自分の趣味)。

Hシーン中に「ごめんなさい」を連呼する癖があるのだが、特にSMプレイに発展するわけでもなく、何も活かしていなかったのは残念だった。特にアフターストーリーのHシーンでは、杏珠がドMだと分かって目隠し拘束プレイをするので、余計に活かして欲しかった。また、杏珠は今作の貧乳担当だと思うが、裸立ち絵やCGによっては普通に胸があり、そこを徹底してほしかったと感じた。

 

CVは天季ひよりさん。今作のメインヒロイン4人の中では通常演技もHシーンの演技も一番上手だったと感じた。特に陰キャを感じさせる息の使い方が非常にうまく、息を吸う演技がとてもよかった。杏珠の代名詞となった「おはようございまぁす」や「お疲れ様でぇす」などの言い方も可愛かった。

 

 

 嶌越 月望 しまこし つきみ

 

レモネードファクトリーのキーボード担当。鸞鏡女学院に通っており、主人公たちと同じ高校2年生。主人公の呼び方は「沖浪くん」→「ユキくん」。家は金持ちのお嬢様で、誰にでも敬語で話す。恵凪とは小学生からの付き合い。幼少期からクラシックピアノを習い、一時期は神童と呼ばれ、コンクール受賞常連だった過去を持つが、表現力が足りないことを指摘されて以降長い間スランプに陥っている。メンバーの中では一番音楽理論についての知識があり、アレンジ面や演奏面でもいないと困る縁の下の力持ち的存在。始めはクラシック畑の人間らしく、楽譜通りにしか弾けないという問題を抱えていたが、バンドのことを理解していくにつれて改善されていく。母親からはバンド活動に時間を割かず、もっとクラシックピアノを練習するよう言われているが、ピアノの先生がバンド活動はピアノにも良い影響を与えると口添えしてくれていることもあって、活動を続けられている。普段はおっとりしているが、自分の意見を滅多に曲げず、母親ともしばしば対立している。小学生の時に悪役令嬢に憧れていた影響で、感情が高ぶると武闘派お嬢様モードになり、一人称が「私(わたくし)」で語尾が「ですわ」になる。ピアノに必要な"表現力"を身に着けるために迷走していた関係でAVやエロ同人に詳しいが、親にネットを制限されていたせいで用語には詳しくない。

月望ルートでは、作曲のために主人公が月望にピアノを教えてもらうことになり、それを通して仲を深めていく。

個別ルートに入った段階でも、主人公にとって月望はまだ"恵凪の友人"であり、2人きりで過ごすのはしんどい、という評価から始まったのが印象的だった。また月見バーガーとかけたアンジャッシュ的なネタシーンがある。

主人公は新曲に対してスランプになり、spotifyで色々なインディーズバンドを参考にしながらなんとか新曲を作る。そしてその曲を初めて演奏したライブには、プロのプロデューサーが視察に来ており、ヒロさんとプロデューサーが話している中で主人公が聞いていることに気づかないままに、新曲がパクリであること、作曲の才能がないことを指摘される。主人公は元ネタとなった曲と新曲が似ていることにまったく気づいていなかったため、ショックを受けてしまう。そしてその曲を消そうとするが、月望が強く反対する。主人公が作った曲は確かに元ネタの曲と似ているものの、アレンジによって個性は出しており、盗作とまでは言えない出来だった。時を同じくして、月望は日本代表レベルのコンクールで賞を取り、クラシックピアノの演奏に改善の結果を出し始めていた。そして世間に、月望がピアノだけでなくバンドもやっていることが認知され始め、新曲の動画再生回数もさらに増えていくことになった。主人公は新曲がパクリだと炎上しないように動画を消したいと思い、月望と話し合いに行く。そこで月望から、自分が思いついたと思っていたメロディーはすでに誰かが考えていたものであり、それが悔しいだけ、という本音に気づかされた主人公は、新曲を消さずに再アレンジすることにし、さらにもっと良い新曲を作ることに意識を向けるのだった。そして月望はパクリとオマージュの違いについてエロ漫画に例えて説明したため、2人は一緒にエロ漫画を見る仲になり、月望との距離が縮まったのであった。

そして月望のハイスペぶりがバンド界隈にも知れ渡りはじめ、サポメンとしての依頼が月望個人に来るようになった。クラシックピアノで鍛えた譜読み力を活かして、1日あれば曲を暗記して合わせレベルに仕上げてくるため、いかに月望が天才かが描かれている。

そして11月末、主人公は作曲の環境を変えることも兼ねて再び月望の別荘で合宿を行うことにするが、風邪が流行ってしまい、初日は月望と主人公の2人になってしまった。2人はピアノの練習をしながら1日を過ごし、新たなインスピレーションが湧いた主人公はベースを弾きながら夢中で曲を作り出す。するとそれに気づいた月望がピアノでセッションに入り、2人は曲作りに没頭し始める。そして曲作りを通して、主人公の気持ちが月望に伝わっていく。2人は一晩中曲作りを続けて朝には完成し、お互いの気持ちを演奏によって理解した2人は、言葉を交わさずともキスを交わし、恋人になる。

こんなにもおしゃれな告白シーンがゆずソフトに書けるのか!?なっとるやろがい!となったあまりにもきれいな展開で、正直ここを見るためだけでもこのゲームを買う価値があると思う。それぐらいこのシーンはよかった。

翌日、音信不通なことを心配して、風邪の治ったほかのバンドメンバーが別荘まで来て、月望と主人公が寄り添って眠っていたことや、呼び方が変わっていたことから関係性の変化に気づくが、2人は新曲ができたことに興奮しており、うやむやになってしまった。しかしグループLINEで気づかずにデートの約束をすることが何度もあり、そのたびに他のメンバーは面白がって尾行することになるのだった。そして主人公は莉々子から月望との関係性をはっきりさせるよう言われ、作詞の話に絡ませて月望に告白する。

月望と主人公を尾行するときの莉々子たちの茶番が結構好きだった。

それから主人公は月望とピアノの練習を続け、ライブを行う日々が続く。主人公はピアノがある程度弾けるようになって調子に乗り、キーボードを思いっきり体重をかけて弾いたことで指を突き指してしまう事件も起こる。そんなとき、月望がコンクールで賞を取ったときの演奏を見たことで、ウィーンの楽団から招待状が届く。その楽団に所属することはクラシックピアノ界の名誉であり、また月望の幼少期からの夢であった。しかし、楽団に所属するためには1年かけて複数の試験に合格する必要があり、そのために日本の高校を休学してウィーンに住まなければならなかった。バンドを辞めたくなくて、今は行きたくないという月望に対し、主人公は月望の将来を思ってウィーンに行くよう説得する。月望の母も、月望がバンドのために日本に残ると言い出さないよう、日本の家を売ってウィーンについていくと言うが、月望はまだバンドを諦められなかった。そこで主人公は月望の将来の不安をなくすため、月望をくださいと母親に宣言する。母親もまた、月望が成長した原因であるバンド活動には理解を示すようになっており、主人公のことを認めてくれた。そして、毎月ライブのために日本に帰ってくることを月望が母親に認めさせる。そして宣言通り、12月にウィーンに渡った月望は、クリスマスライブには帰ってきて、ライブは大成功に終わったのだった、というところで終わり。

エピローグでは6年の月日が流れ、レモネードファクトリーはインディーズのトップバンドになっており、月望はピアノの世界大会で複数の優勝経験を持つ、世界的なピアニストになっていた。また月望の苗字が「沖浪」に変わっていることが、月望を検索していた第三者から語られる。

バンドもので、作曲にフォーカスを当てたシナリオを描くのは珍しいと思った。一方月望は天才すぎる描かれ方をしており、アフターでは1年かかるウィーン楽団の試験を、7か月経過時点で、さらに月の半分はバンドのために日本に帰っているにも関わらずほぼすべて合格しており、暇になってひと月のほとんどを日本に帰っていることが明かされる。またバンドの曲も楽譜を見ただけでほぼ完璧に合わせてくるので、事前の合わせの練習がほとんど必要ないことにも言及される。世界のピアニストたちが必死に努力しても入れないようなウィーンの楽団試験を、バンドの片手間で合格するような書き方はクラシックピアノを冒涜しているとしか思えない。またそれだけの才能を持つメンバーがいながら、いまだに6年経ってもメジャーデビューすらできていないレモネードファクトリーというバンドにも、やはり問題があるように思えてしまう。告白シーンまではかなりよいシナリオなのだが、最後があまりにもご都合主義の力技で終わるところがもったいないと思った。過去に恵凪に救われたというエピソードや、武闘派お嬢様モードなどもっと深堀りしてほしい設定もあった。

Hシーンでは、AVを知っていることを活かして、初Hに緊張した主人公がAVの真似をして冷静さを保とうとするシーンが面白かった。しかし巨乳キャラであるのにパイズリシーンがないのはよくなかった。いつも言っていることだが、巨乳キャラとパイズリは基本セットであって、よほどのことがない限り抜くのはよくない。特に今回は、目立ってアブノーマルなシーンがあるわけでもないので余計にそう思った。また、冒頭でも話したが、一枚絵のCGになるとほかん先生とむりこぶ先生の違いが明確に出て、特に目が違ったり塗りが違ったりすることが違和感だった。

 

CVは虎瀬がおさん。Hシーンの演技には少し拙さを感じた。特にちゅぱ音が台本通りのセリフで、台本通りの間で演じられるのが珍しく、初々しさを感じた。

(2025/10/12 本人のTwitterより、今作が初のエロゲメインヒロイン役としての出演であることが明かされた。)

 

 

 二見原 莉々子 ふたみはら りりこ

 

レモネードファクトリーのSNS担当。主人公と同じ神仙学園に通う高校2年生。主人公の呼び方は「雪鷹」。主人公の隣の家に住み、親同士の仲がよかった関係で生まれながらの幼馴染。部屋が汚部屋で朝に弱く、毎朝主人公が起こしに行っている。昔はベースを楽しそうに弾く主人公のことが好きで、隣にいるためにギターを弾いていたが、練習が辛く感じたのと、他にもネットやゲーム、友人との付き合いなどやりたいことができ、真剣に音楽に取り組んでいる主人公の横でいい加減なまま続けることは申し訳ないと思い、ギターを辞めた。ただ、それ以降主人公がどんどんベースを楽しくなさそうに弾くようになっていったことに罪悪感を感じていた。そういう経緯があったため、主人公に対する好意には一旦気持ちの整理をつけて諦めており、今では一歩引いたところから主人公がまた楽しそうにベースを弾くようになった姿を見て純粋に喜んでいる。ギターには真剣になれないが、主人公のバンド活動は手伝いたいと思い、前から興味のあったSNSでの広報活動を通してバンドに貢献している。レモネードファクトリーがバズり、活動初期からチケットノルマに苦労しなくてよいほど人気になったのは莉々子のおかげ。ずっと主人公と一緒にいたからか、ノリが男子寄りで主人公とは軽口を言い合う仲。作中で一番おっぱいが大きい。

莉々子ルートでは、主人公の作曲の気分転換に莉々子とデートに行くことになり、そのことを思い出して作った曲が恋愛ソングっぽいという評価をされたことがきっかけで、主人公が莉々子のことを意識するようになる。主人公は莉々子から、昔莉々子が自分を好きだったという話を聞くが、それは莉々子が主人公を助けられなかった自分に萎えてしまい気持ちを諦めてしまったという話で、主人公のことが嫌いなわけではないとわかり、莉々子に告白する。莉々子は主人公にベースを弾いてほしいと頼み、その音をヘッドホンで聞きながら、告白の返事をして恋人になる。

恋人になった瞬間にキスもセックスもしないヒロインは珍しいと思った。まだ幼馴染として悪友のような認識が強いので、そこを壊していくために手をつないでみたり、デートをしたりして、徐々に莉々子が主人公を異性として認識していく過程が莉々子視点多めで描かれていたのはよかった。ただ初めてHをするためにラブホに入ったシーンで、せっかく莉々子が主人公のために買った勝負下着に対しての感想が「痒くならないのか?」から入る主人公はノンデリ過ぎて逆に面白かった。莉々子にもそれを根に持たれていて、3回目のHシーンで主人公の好みの下着を聞く話になったのも伏線回収でよかった。

主人公は、レモネードファクトリーの最近の曲はつまらない、とお客さんが居酒屋で話しているのを聞き、またYoutubeのコメントにも同じようなものがあるのを見て落ち込んでしまう。主人公は迷走モードに入ってしまい、自分の曲を自虐するがそれを莉々子に怒られ、悔しかったことを認めてチャレンジを続けるように説得される。それでも主人公の気は晴れず、莉々子は主人公の自信を回復させるためにヒロさんと"gor"に相談に行く。そこで"gor"からツーマンライブを持ち掛けられる。当初は自信がなく、乗り気ではなかった主人公だったが、莉々子が広報担当として、主人公の曲を好きになってくれるファンを減った以上に増やしてみせるので信じてほしい、と励ましたことで前向きになり、ツーマンライブを引き受けることにした。そしてツーマンに向けて新曲を作るが、スランプからはまだ抜け出せなかった。主人公は那優花からアドバイスを受け、レモネードファクトリーみんなの魅力を引き出すような曲を方針とし、一番のファンである莉々子を喜ばせてあげたいと考えて曲を完成させる。ツーマンライブはオンラインで配信されることとなり、莉々子が"gor"とコラボして告知動画を上げた影響もあって、ネットチケット2,000枚の売り上げを達成する。ライブは成功し、主人公はずっと莉々子のそばで莉々子を喜ばせることを誓って終わり。

エピローグではツーマンライブ後の莉々子視点で、やっと自分が胸を張って主人公の隣に立つことができたと認められるようになった莉々子が描かれる。

月望ルートと比べて、Youtubeのコメントごときでメンタルをやられる主人公がしょぼすぎる。万人に受ける曲を作るのは無理であり、それすらわかっていない主人公の稚拙さが際立ったシナリオだった。

幼馴染ものとしてみると、昔から主人公のことが好きだったが告白しない理由が丁寧に描かれていたのはよかったと思う。最後に表示される、レモネードファクトリーのライブを心から楽しんでいる莉々子が描かれたCGもよかった。

莉々子が考えた企画として、本作カウントダウンムービーでも使用された「バンドマン格付けチェック」が登場したのは新しい試みだと思った。

Hシーンでは、チ〇ポが届く位置を莉々子がマジックでお腹に描くというプレイがあったが、初めての体験だった。また莉々子は語尾に♡がつくが、これに関しては諸説。以前にも語ったことがあると思うので割愛。主人公と冗談で、バンドマンのヒモ男に貢ぐ女ムーブをしていたが、それを本気でするところを見てみたかった。また主人公が楽しくバンドをしていることを後方から喜んでいたり、おっぱいに抱きよせるシーンがあるなど、バブみプレイへの適正も高く、そのシーンも見たかった。ケツがデカいと表現されていることも活かしておらず、途中でドMだと気づくのにそれも活かしていない。全体的にもったいないHシーンだと感じた。

 

CVはしましまはかせさん。今回の4人の中ではHシーンが一番下手だと感じた。特にちゅぱ音がひかえめで、物足りなさを感じた。ただ、喘ぎ声が台本に比べて長く、冗長だと感じた。「あっはっは」と笑う演技は好き。

 

 

 礫川 美玖 こいしかわ みく

 

主人公がレモネードファクトリー結成前にサポートメンバーとして入っていたスリーピースバンド"gem of rubble"のベース担当。ギターボーカルとドラムは双子の兄。兄たちに憧れてベースを始めたが、兄たちが自分と主人公をいつも比較するので、主人公のことを一方的に敵視していた。しかし初めて見たレモネードファクトリーの演奏を聴いて主人公のファンになり、それ以降は自己評価の低い主人公に対して自信を持つように迫る厄介ファンと化した。主人公の呼び方は「沖浪さん」→「雪鷹さん」(「雪鷹」と呼んだこともある)。自分の演奏には自信を持っており、気の強い振る舞いを見せるが、主人公のベースには憧れている。

年齢は主人公より年下という描写があるので高校1年生だろうか。主人公たちとは通う学校が異なる。最初にキャラデザを見たときはなぜか大学生だと判断しており、本編プレイ時までアップデートできていなかったので少し驚いた。

美玖ルートでは、アドリブが苦手で練習していないことはできないのを改善したいと美玖が主人公に相談するところから始まる。その相談中にウェイターがコップを落としてしまい、その先にいた美玖を主人公がかばったことで、主人公が手を怪我してしまう。主人公は予定していたライブに出られなくなり、責任を感じた美玖がサポートメンバーとしてレモネードファクトリーに入ると申し出る。バンド練習初日、美玖は"主人公の演奏"を完コピしてくるが、それは主人公の求めるものではなかった。美玖がベースを楽しんで弾いているようには主人公には見えなかったからだった。そこで2回目には、美玖は自分の技術をひけらかすような突っ走った演奏をしたが、これも認められなかった。正解がわからないと癇癪を起こす美玖に対し、主人公は「自分の初めての演奏」の映像を美玖に見せる。これはヒロさんが持っていたものであり、杏珠が主人公のバンドに入りたいと思うきっかけになったものだった。映像の中で拙いながらも楽しそうにベースを弾く主人公の姿を見て、美玖も音楽は楽しいものだということに気づき、演奏が覚醒する。そしてライブは成功し、美玖は主人公のことが好きだということに気づく。そして次回"gor"とレモネードファクトリーでツーマンライブを行い、対バンに勝ったら主人公に告白することを宣誓する。ツーマンも成功し、美玖に先んじて主人公から美玖に告白する。そして2人は恋人になる。

しばらくして、"gor"がインディーズレーベルに所属を持ち掛けられたことがわかる。その条件はツーマンライブでガチの対バンを行い、相手バンドに勝利すること。"gor"の兄たちは中途半端な相手よりも、主人公のいるレモネードファクトリーを勝負相手に選択する。主人公と兄たちは、どちらが勝っても後悔しないことを約束するが、美玖にはそれが無理なことが見えており、自分たちの関係が変わってしまうのが嫌で、対バンに出たくなかった。そこで主人公は美玖と勝負し、対バンで自分たちが勝ったら美玖が音楽を続けること、美玖たちが勝ったら主人公と婚約すること、という条件を出す。また対バン当日は、主人公の原点となったあの映像の曲を、2つのバンドが共演で演奏し、対決だけでなく音楽を楽しむ気持ちを忘れないという想いを込めた。対バンの結果は引き分けで、主人公は美玖と婚約する。そしてこれからも一緒にいることを約束しておわり。

エピローグでは、結局レーベルに所属した"gor"に対し、プロになる気がない主人公が、これからも音楽を楽しむ気持ちを忘れないように2人で確認するところが描かれる。

サブヒロインなので特に語ることはないが、自分の音を見つけるのに迷走するところは個人的に好きだった。昔の曲を再カバーするという展開も王道だが熱い展開でよかったが、尺が圧倒的に足りないと感じた。せめてライブ描写だけでももう少し多くしてほしかった。

アフターストーリーでは、高校卒業と同時にメジャーデビューするであろう美玖に対して、進学する気がない主人公がやりたいことを探して安易な気持ちでバイト先の居酒屋への就職を決め、ヒロさんに諭されるという内容になっており、妙なリアルさを感じた。このままプロのミュージシャンになった美玖に対してヒモ生活をすることになった主人公という構図が実現すれば面白かったが、ゆずソフトではそこまでできないだろう。

 

CVはくすはらゆいさん。ゆずソフト2作目の出演でめでたいが、せっかくならメインヒロインで見たかった。Youtubeにアップされている4コマムービーの「ぷんすこ!」の連打が本当に好き。演技は本当に素晴らしい。

 

 

 茶園 那優花 さえん なゆか

 

主人公の従姉。主人公が小学生の時始めて参加したバンド"SHAM NEKO"のリードギターで、今は"さゆ太"名義で楽曲を発表しているプロの音楽クリエイター。主人公がベースにハマるきっかけを作った存在で、それからずっとベースに打ち込んでいる主人公に音楽の道に引きずり込んでしまった罪悪感を感じ、面倒を見るようになった。主人公の呼び方は「ユキ」。一人称が「ウチ」なのは珍しい。高校卒業後アパレルで働いていたが、ストレスから仕事を辞め、ストレスを吐き出すために作ってネットにアップしていた曲が評価されてプロになる。主人公のバイト先の店長であるヒロさんとは"SHAM NEKO"でバンドを組んでいた中で同級生。年齢は明言されていないが、25歳前後だと思われる。これまで不安や怒りのストレスを発散させるという方法で曲を作っていたが、その作曲方法では心が疲れてしまったため、一旦曲作りから離れて仕事を休止し、主人公の家に居候することになった。ただし共通ルート後半で、自分で部屋を契約して家を出ていく。1人暮らしにあたって料理を練習し、共通ルート中で料理の腕前が上達していく。作中でおっぱいの大きさがGカップだと明言されている唯一のヒロイン。

那優花ルートでは、曲作りに行き詰まった主人公が、環境を変えるために那優花の家のツールを使わせてもらえることになり、家に通うことで仲を深めていく。そんなとき、那優花に恋愛ソングの作曲依頼が来る。那優花はこれまでポジティブな曲を作ってきたことがなかったため、興味はあるものの自信がなくて受けるかどうかを悩む。そこで主人公から、恋愛のストレスをテーマに考えてみてはどうかとアドバイスされ、曲作りのために主人公とデートすることになる。デートは盛り上がり、那優花は曲を完成させることができた。そして主人公と一緒に作った曲なので、主人公が弾いたベースを聞きたいと頼む。那優花はそれを聞いて主人公のベースの音が好きだと改めて感じ、そこから派生して主人公のことを意識するようになる。そしてその気持ちが恋か確かめるという名目で那優花から主人公にキスをして告白し、主人公が受け入れて恋人になる。

那優花にまた同じ方向性での新曲の依頼が来るものの、まだ自信を取り戻すことができなかった。主人公は、那優花の曲には"SHAM NEKO"時代の楽しかった思い出が根底にあることに気づき、主人公、那優花、ヒロさんの3人で"SHAM NEKO"を再結成し、那優花に音楽の楽しさを思い出してもらおうと考える。インストバンドだったが、"gor"のオープニングアクトとして出たそのライブは成功で、那優花が新しい作曲依頼を受ける気持ちになれたところで終わり。

エピローグでは那優花が"さゆ太"として復活し、新しい曲がウケていることが語られる。

莉々子と同じくHシーンのときに語尾に♡が付くヒロイン。また作中で巨乳であることを強調しているのにパイズリシーンがない。こちらもサブヒロインなので、語ることは特にない。キャラデザは羽純りお先生だが、こちらは特にCGに違和感を感じなかった。

 

CVは夏和小さん。夏和小ヒロインはメスガキ風にしないといけない制約があるのかわからないが、那優花にも「だせ♡」というセリフがある。

 

・卒業 graduation

全てのルートをクリアすると出現。内容は、2年連続で文化祭ライブが安全上の理由でできなかったレモネードファクトリーが、学生会から卒業式前の"Farewell Party"(卒業生を送る会のようなもの)でライブをするように依頼されるというもの。ライブ前にメンバーがこれまでの活動を振り返るシーンがあり、"レモネード"をたくさん作れたか、"誰かの記憶に残る演奏"はできたか、等の主人公の問いかけにメンバーが答えるという熱いシーンではあるものの、圧倒的な尺不足により印象に残らなかった。せっかく独立して章まで作ったのにも関わらず、この雑さにはがっかりだった。

ライブ演奏に入るところでエンドロールが流れ、歌われているのは"明け星"の2番であり、その演出は少しクドいと個人的には感じた。ライブシーンをがっつり流してほしかった。しかし"明け星"がEDだと以外に似合うということがわかった。

 

 

・その他

 

今作から、Hシーンのみウインドウの色が変わることになったが、デフォルトが赤色に設定されていて目に悪く、不要だと感じた。ただこれは設定でなくせるのでまだよかった。

また、今作は音響面にものすごく力を入れていて、例えば共通ルートで体育館でゲリラライブをした時には反響音が体育館っぽくなっているし、ライブ中の恵凪のMCはマイクを通した感じになっている。杏珠や主人公がアクシデントで演奏を止めたときには該当する楽器の音が抜ける。そこまで力を入れながら、ライブシーンをオートで流さなかったことだけが本当にもったいなかった。

キャラソンを発売しなかった代わりにEDをキャラソンにする(メインヒロイン4人のみ)試みも結構よかったと思う。

 

ネタ要素も結構多い(ほぼ月望ルートな気もする)。

 

 

 

 

野球ネタ?(さかき傘先生のルートではない)

 

 

・音楽

 

レモネードファクトリーの楽曲とそれが使われた箇所は以下の通り。

 

Be brand new→共通ルート(作中ではカバー曲という扱い)

明け星→共通ルート(主人公が初めて作った曲)

放光酸化→共通ルート(杏珠を焚きつけるために作った曲)

幻灯花火→共通ルート(月望のキーボードを活かそうと作った曲)

 

陽だまりのように→恵凪ルート(恵凪が母親のために作詞した曲)

RGB→杏珠ルート(杏珠のいいところを知ってもらおうと作った曲)

燈月小夜曲→月望ルート(月望のことをイメージして作った曲)

最終快速→莉々子ルート(バンドメンバーのいいところを引き出そうと作った曲)

For glory (with "gem of rubble")→美玖ルート("gor"との共演のために作った曲)

 

那優花ルートのインスト曲「迷い猫のフュージョン」は収録されなかった。

 

 

・総評

 

これでこけたらブランドの終わりだと思っていた今作であったが、ちゃんと帳尻を合わせてくるあたりはさすがだと思った。キャラもみんな可愛かったし、さらにシナリオが過去一の出来だったことに驚きを禁じ得ない。シナリオの中身はあるに越したことはないので、今後この路線を継承するのであれば、まだ期待できると思った。

なんだかんだ言いつつもゆずソフトは世間的な人気も高く、まだ売り上げを見込めるブランドだと思うので、これからも頑張ってほしいと思う。