shanの落書き帳

ポケモンときどき〇〇

無題18

 

 

みなさんこんにちは、shanです。

クーラーのきいた部屋の中でエロゲを進める日々...

みなさんいかがおすごしでしょうか。

 

今回紹介するゲームはこちら。

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ま~まれぇどから2014年8月29日に発売された、「PRIMAL×HEARTS」です。

PRIMAL×HEARTS プライマルハーツ公式WEBサイト

 

ま~まれぇどといえば、この作品が代表作なのではないかというほど知名度のある作品で、萌えゲーアワード2014の金賞・エロス系作品賞PINKを受賞している作品でもあります。

個人的にこのブランドはさそりがため先生の描くかわいいキャラが売りだと思っています。また同じく、今回は違いますがみけおう先生もキャラデザを担当しており、キャラゲーブランドといった印象を受けます。

 

翌年に発売された「PRIMAL×HEARTS2」のキャラが可愛いと聞き、せっかくなので前作からプレイしようと思い、(半額で)購入しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以下、常体。

 

 

 

 

 

・攻略

 

攻略可能ヒロインはキービジュの4人。共通ルートは章ごとに分かれており、4章の終わりで攻略したいヒロインを選択することになる。それ以外の選択肢は無し。

共通ルートは5~6時間くらいで、個別ルートはそれぞれ3時間ほどと短め。各ヒロイン攻略後にSIDE STORYが解放されるが、それぞれおまけH1回の15分ほどの短いもの。

特に推奨攻略順は無いが、聖良ルートが一番主人公の正体が明かされるので、最後の方がいいかも。

私は歌奈→ゆづき→陽姫→聖良の順でプレイ。

シーン数は各ヒロインごとに異なり、

歌奈が5回でうちフェラのみが2回、ゆづきが6回、陽姫が5回でうちオナニーが2回、聖良が6回で、各ヒロインSIDE STORYで1回ずつ。

 

 

・あらすじ

 

共通ルートのシナリオを紹介する。

 

高校2年生の主人公、帯刀和馬(たてわき かずま)が転校してきた間ノ島(あいのしま)学園には2つの生徒会があった。伝統を重んじる保守派の「月華会」と、改革を是とする革新派の「天道会」である。この学園ではことあるごとに選挙によって物事を決めており、主人公が転校してきたときもちょうど選挙の真っ最中であったが、全校生徒数が偶数であったため、生徒たちはちょうど2つの生徒会の陣営に分かれ、勝負がつかないでいた。そこに777人目の転校生として入学してきた主人公は、中立の立場としてそれぞれの生徒会に接触し、彼女を作るという大いなる目的のために奔走するのであった、というもの。

 

全体的にギャグよりのキャラゲーで、シナリオはほとんどないと言ってもよい。萌えゲーアワードではそのギャグよりのシナリオを評価されたようだが、正直内容がなさ過ぎて面白くもなんともない。それならばキャラゲーらしくキャラの可愛さで勝負すればいいものの、そこまでキャラの魅せ方がうまいわけでもない。プレイ終了後は劣化ゆずソフトという印象を受けた。

今作のテーマである2大生徒会についても、議題が幼稚すぎてディベートの延長のような印象を受けた。個別に入るとまったく生徒会の設定を使わないシナリオがあるのもマイナス点。

主人公の目的は最初から一貫して彼女を作ることであり、そこがぶれないのは高評価。

 

共通1章

世界観およびキャラの顔見せのような内容。最初なのでこれで悪くないが、主人公が転入しないと決まらなかった、拮抗した選挙の議題が学食の新メニューがカレーかナポリタンか、というのはあまりにも幼稚ではないか。それともこんな些細なことも真剣に選挙で決めているという世界観を受け入れるべきなのか。そもそも人ではなく議題を決めているのだから選挙と言う言葉の定義から外れているのでは?

主人公が各陣営の事情を聴いて、第3の選択肢としてトルコライスを提案する終わり方なのも納得がいかなかった。まあこの話で、今作の主人公が有能系であることはわかったのだが。

 

共通2章

議題は今年の学園祭での後夜祭をフォークダンスにするか、ダンスパーティにするか。天道会の掲げるダンスパーティの支持が圧倒的になり、主人公は困った月華会側の書記である駒形ゆづきから手助けを頼まれる。主人公は中立の立場であるのに、この2章、そして次の3章では月華会側のメンバーと一緒にいることが多いため、どうしても主人公が月華会に入った印象を受ける。その選挙の途中でゆづきと、月華会会長である倉賀野聖良が、選挙に負けた場合生徒会を辞める約束をしてしまい、それを阻止するため、主人公はゆづきの不信任決議を提出して全校生徒にゆづきを認めさせ、後夜祭の選挙には負けるが、ゆづきの生徒会辞任は阻止する。

なんだか序盤から奇策を打ち過ぎている気もするが、展開のぶっ飛び具合に反して割とこういう話は好き。

 

共通3章

議題は学校行事を林間学校にするか、臨海学校にするか。主人公は前章に引き続いて月華会のオブザーバーを務める。行事開催1週間前に急に例年通りの林間学校を、臨海学校に変更すると言いだした天道会会長、天神平陽姫には思惑があった。両親の離婚のため母親と離れ離れになってしまったとある生徒のため、どうしても母親の住む町の近くである海に連れて行ってやりたかったのだ。公私混同の願いゆえにその目的は誰にも話されることはなかったが、主人公はそれを察し、資料をそろえて翌年以降のために臨海学校の下見をする権利を月華会からもらう。

序盤から引き続いて主人公の有能さが引き立つ話。

 

共通4章

選挙は無し。学園周辺で不審者騒ぎが勃発し、学園生を案じた陽姫は勝手に犯人捜しを始める。主人公は同じ天道会副会長である神流歌奈に頼まれ、陽姫の手伝いをすることになる。陽姫は財閥のお嬢様であり、この不審者騒ぎは陽姫を狙ったものであることが判明するが、主人公たちのおかげで無事犯人の逮捕に至る。

この章では主人公が何らかの武道に精通していることが明らかになる。頭が切れるだけでなく武術もできるとは...。なんて有能なんだ。

4章の終わりでは犯人逮捕の祝勝会で主人公の気になるヒロイン1人を選ぶことになり、そのヒロインの個別ルートに入る。

 

なおこの時点で4人のヒロインの主人公への好感度はほぼMAXである。

シナリオがないと言ったが、共通だけならそこそこ面白いシナリオだったかもしれない。

 

個別シナリオについてはキャラ紹介の欄で述べていく。

 

・キャラ

 

攻略順に紹介する。

 

f:id:shanxdl:20200827210857p:plain 神流 歌奈 かんな かな 163-90-58-89

 

天道会副会長で高3。面倒見がよく、物腰柔らかな典型的なお姉さんキャラ。エロゲキャラ特有の適当な名前は好き。陽姫とは親戚にあたり、自分の家が事業に失敗して借金のカタにどこかの成金へ嫁がされそうになったところを陽姫に拾ってもらった元お嬢様。そのときに陽姫に言われた、「私のそばにいろ」という言葉に縛られており、自分よりも陽姫を第一に考え、また人と深くかかわることをしない。

歌奈ルートでは林間学校を経て、彼女と付き合うようになるが、大切な人に捨てられることがトラウマになっていた彼女は主人公からの告白をさせず、また自身も告白をして関係を明確にさせることができなかった。しかし、生徒たちからの人望が厚かった彼女がどこの馬の骨ともわからない主人公と付き合っていることで天道会支持者からの反発が起き、それを鎮めるために歌奈は主人公に告白し、1歩を踏み出すことに成功したのだった、という話。

ここで終わりなのか、と思うほど内容がなく、未完ととられても仕方のないシナリオだったと思う。またこの少ないシナリオの中にHシーンが5回も入るため、飽きてしまう。かわいいヒロインとのHが売りなのはわかるが、もう少し間隔を伸ばしてくれないと物語に入り込めなかった。

また作中1の巨乳キャラなのにパイズリがないのはどういうことか。

5回もシーンがあるのにも関わらず、どれも同じような内容なので、もっとアブノーマルなプレイを入れてもよかったと思う。

 

ちなみに学園では月華会支持か天道会支持かで着用する制服を変えるらしく、生徒会役員を除いて一般生徒の制服は各議題ごとに変わるらしい。なお主人公は最後まで前の学校の制服。天道会の制服はミニスカが可愛いのだが、大人っぽいキャラには似合わないと思った。

CVは御苑生メイさん。ふわふわとしたお姉さんらしさがうまく表現できていたと思う。また自分はこれくらいの世代のエロゲ声優さんの演技で育ったので、この年代特有の大げさすぎるちゅぱ音が好きなので、それが聞けてよかった。

他人に尽くすのが好きと書いてあるのに、主人公に尽くすシーンがなかったのは残念だった。

 

f:id:shanxdl:20200827212623p:plain 駒形 ゆづき こまがた ゆづき 165-84-55-81

 

月華会書記で高2。社交的で明るいムードメーカー。喫茶店でバイトをしており、生徒会にも奨学金と引き換えに入っている勤労少女である。彼女とは共通ルートですでに友達以上、恋人未満のような関係になっているが、林間学校時におぼれた女生徒を主人公が助けたことで好感度が天元突破し、勇気を出して水族館デートに誘われ、そこで告白される。このルートでは主人公が彼女にこだわる理由が明らかにされる。主人公はとある武術の流派の師範を父に持っており、その父親が再婚し、「愛の力」で前よりも強くなったと言われたことをきっかけに、自分も彼女を作って強くなりたいと思ったからだった。そのため付き合いだしてからも、自分が本当に彼女が好きなのかに自信が持てなかった主人公だったが、ゆづきからのまっすぐな気持ちを知ったことで自分も肩肘をはるのをやめ、彼女が好きだという事に気付いた。

ところが、天道会過激派から「月華会役員は恋愛を禁ずる」という内容の大正時代の会則を持ち出され、その会則を変更するために選挙で戦うことになる。最終的には選挙に勝利し、全校生徒の前で交際宣言をして終わり。

このときの選挙では天道会が便宜上会則の変更反対の立場をとっており、選挙は八百長で進められるのがかっこよくなかったし、主人公が最後までヒロインの事を「駒形」と苗字で呼ぶのも納得がいかなかった。

また、これは他のゲームでもよくあるが、1度目のHだけ気を遣ってコンドームでやるののに、2回目以降なあなあになるのも好きではなかった。やるなら理由をちゃんとつけるか、コンドームを一貫するか、最初から妊娠しない魔法空間でHしてほしい。

彼女のルートでは歌奈よりさらに1回多く、6回ものHシーンが詰め込まれているため、さらにしんどかった。Hシーンが嫌いなわけではないが、こう同じようなプレイを続けられるとやはり疲れてしまう。

しかしキス音の演技は上手だと思った。自分はキスのときの音とフェラの時の音は別物だと考えているので、そこの演じ分けをしてくれればもっとよかった。この声優さんのちゅぱ音はキス音としては最高だが、フェラ音にすると物足りなかったので。

月華会の制服はロングスカートで、胸を絞ったデザインでこっちの方が好き。

 

今作ではストレスフリーのシリアスなしのシナリオをライターが公言しており、実際選挙中に見つかったらまずいのにもかかわらず学園の中でキスしたりHするシーンがあるが、見つかりそうな描写はあるのに何も起こらず、何だか肩透かしを食らった気分だった。

CVは藤森ゆき奈さん。ものべのでつみを演じていた人。現在は引退しているらしい。悲しいなあ...。

快活な女の子が、主人公の前でだけ出す甘い声が好きなので、よかった。

 

ちなみにこのキャラは第1回人気投票1位らしい。

確かに共通ルートから友達感覚で接してきてくれる女の子が好きな人も多いと思う。

 

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八重歯がかわいい。

 

 

 

 

f:id:shanxdl:20200827214345p:plain 天神平 陽姫 てんじんだいら はるひ 146-68-52-70

 

天道会会長で高1。天神平グループの一人娘のご令嬢で、カリスマを持つ。普段は尊大な「~のだ」口調で話すが、根は純粋でまっすぐであり、人情にも厚い。

彼女のルートでも林間学校での救助イベントが発生し、陽姫からの好感度がMAXになるが、彼女は恋を知らず、最初は主人公にドキドキする理由がわからなかった。歌奈をはじめとした天道会メンバーの後押しがあって彼女は自分の気持ちに気付き、主人公といった遊園地デートをきっかけに主人公を強く意識するようになる。その後、疲れて眠っている主人公の指でオナニーをしていたのがばれてしまい、流れで主人公に告白し、セックスをするが、最初はうまく膣内に入れることができずに途中で終わってしまう。

主人公の前ではしおらしくなって「~だよ」とか「~だもん」という言い方をするようになる陽姫が最高にかわいいし、最初はきつすぎて入らないというのもロリキャラの設定をうまく活かしたようでとてもよかった。

ロリキャラに指をしゃぶらせるCGが最高にHだし、頭をなでながらフェラさせるのも最高だった。上目遣いで見上げさせるのは最高。

財閥の令嬢という事で、主人公が陽姫の父親に挨拶に行くが、実は父親は主人公の流派の弟子であり、特に何事もなくすんなり娘がもらえるところもストレスフリー。

しかし、共通ルートで不審者から生徒を守る対策を立てるために選挙を行わなけらばならず、時間がかかることにイラついた陽姫の発言が曲解して漏れてしまい、陽姫に独裁疑惑が立ってバッシングを受けることになってしまう。主人公は陽姫と知恵を絞って、第三者機関の設置を提案し、自分がその組織「月天和」のリーダーとなり、月華会と天道会の仲裁に奔走することになるのだった、という終わり方。

 

正直ここまでの2ヒロインは、サブキャラと言ってもいいほど中身がなく、キャラゲーと言えるほどキャラもかわいくなく、がっかりしていたのだが、陽姫が抜群にキャラが立っていたおかげでどうにかキャラゲーとしての意識を保つことができた。

やっぱり大切なのはギャップだと思う。陽姫に甘い声で「和馬くん」と呼ばれるのがとてもいい。また陽姫も主人公にあまあまで、どんなお願いも聞いてくれるところもよかった。SIDE STORYでの魔法少女コスHはとてもかわいかったし、ロリキャラに必須のおもらしプレイをおさえているところもよかった。私服の猫耳帽子もあざとくてかわいい。

ただ、風呂場でのスク水プレイの時に髪の毛をほどいていないところは惜しかったし、奇をてらわず白スクを着せなくとも、普通のやつでよかった。

 

 CVは鈴藤ここあさん。知らない人だが、ミリシタで野々原茜を演じている人らしい。ちゅぱ音が控え目なのはマイナスポイントだが、ロリの口が小さいことに配慮した演技だった可能性が微粒子レベルで存在する。

 

f:id:shanxdl:20200827220757p:plain 倉賀野 聖良 くらがの せら 160-87-57-88

 

月華会会長で高2。名家の令嬢で大和撫子タイプ。ぼっち気質。実際は外面を演じており、自室ではベッドでごろごろしてポテチを食べながらネトゲをするのが趣味。せめてネット世界で友達を作ろうとして始めたネトゲ「モンスターバスター・フロントライン」通称「モンバス」でぼっちでいたところを主人公に声をかけられ、以降そのキャラに恋をするようになる。この時点で主人公も聖良もお互いのことがネトゲキャラと一致していない。林間学校でぼっちでいたところを主人公に声をかけられ、同じようなシチュエーションから主人公がそのキャラであればと思うようになる。林間学校終了後、話の弾みで主人公がそのキャラであると知ることになり、自分も正体を明かして主人公に告白する。付き合いだしてからはデレデレとした一面を見せるが、ゆづきルートで出てきた恋愛禁止の会則を再度月華会支持者や実家から持ち出される(このルートではまだ会則を改正していない)。主人公は自身が退学することで聖良の会長辞任を阻止しようとし、指輪を渡してプロポーズする。しかし、聖良が弁解の演説で話しはじめたのは自身の退学の決意だった。慌てる主人公だったが、ここで主人公の父親と再婚した義母親が学園の理事長であったことが判明し、聖良の会長の信任投票を提案して全会一致で信任が可決されて終わり。

ゆづきルートではすぐ選挙をする選択肢が思いついていた主人公が、どんどん変な考えになっていくのに違和感があったし、そもそもゆづきルートでやったネタをもう一度持ち出してくるのはお粗末と言わざるをえない。

キャラとしてはかわいいが、陽姫で述べたように大切なのはギャップであり、共通ルートの時点でポンコツであることがわかっていた聖良の新たな一面が個別に入って出てこなかったのは残念。また本編中ずっと呼び方が「倉賀野さん」、「帯刀さん」だったのも残念だが、これはSIDE STORYで「聖良」、「和馬さん」に変わるためぎりぎりセーフか。

またぐうたらである描写もほとんどなく、総じてキャラの深掘りが足りなかった印象を受ける。

このキャラもHシーンが6回もあるため総じて飽きてくる。またパイズリシーンが3回もあって、1回でも歌奈に回せなかったのかと思う次第である。

 

ちなみにこのキャラは第2回の人気投票で1位。黒髪清楚キャラは人気が高そう。

CVは遥そらさん。大正義なだけにもう少しキャラを立ててほしかった感がある。遥そらさんは黒髪清楚ポンコツ系のキャラを演じる率が高い気がするのは私だけだろうか。

 

・その他

 

攻略不可能なサブキャラである天道会会計の「ビッチさん」のキャラが立っていて、攻略したかった。久しぶりに当たりの攻略不可能ヒロインを見た気がする。

またほかのサブキャラにも松田理沙さんや檜山を使っていたりと意外に豪華。

CG枚数は少なめで、他のゲームに比べて1割減という印象だったが、どれもきれいであり、HシーンのCGに関してはアナルの描写にこだわりがあると感じた。アナルセックスシーンは無いのに。

あとこれはあまり言いたくないが、射精時の効果音と潮吹き音が明らかにおかしい。

 

 

・おわりに

 

キャラゲーの枠に入るものの、キャラゲーとしてももう一つな出来だったと感じたが、私に陽姫が刺さったようにこのキャラが好きだというヒロインがいれば化けるかもしれない。

せっかく2大生徒会の対立という要素は面白いのに、それを活かした話が特になかった印象。

次回作では世界観が引き継がれ、またヒロインにはかわいいと話題のキャラがいるので、そこに期待しておきたい。