shanの落書き帳

ポケモンときどき〇〇

無題13-2

 

 

こんにちは、shanです。

今回は、思っていたよりも早くやる機会が訪れたゲームであるこちら。

 

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2019年2月22日にSAGA PLANETSさんから発売された、前作「金色ラブリッチェ」のファンディスクである、「金色ラブリッチェ-GOLDEN TIME-」の感想を述べていきたいと思います。

 

金色ラブリッチェGTトップページ

 

 

私が本編をプレイしたのは2020年5月なので、3か月後にもうFDをプレイすることになるとは...。割引セールをしてくれていたfanza様に感謝。

 

このキービジュアルからにじみ出るFD特有のお祭り感がすごくいい。でも、ミナちゃんは整形でもしたのかな...?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以下、常体。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・攻略

 

前作での攻略可能ヒロインであったシルヴィ、玲奈、エル、理亜、茜のアペンドシーンが1つずつと、前作のサブキャラからルートヒロインに昇格した、ミナと絢華のルート、それから理亜ルートのIFバージョン(トゥルーエンド?)がある。

相変わらずプロローグが長く、OPに入るまでに3時間ぐらいかかる。

メインであるミナ、絢華のルートはそれぞれ3~5時間くらい、既存ヒロインのアペンドは1シーンのみなので15分くらい、あと理亜IFルートが同じく3~5時間ほどかかる。

また、ミナ、絢華にもアペンドがあり、どちらも15分ほどだが、絢華アペンドは2つに分岐する、少し手の込んだものとなっている。

シーン数はそれぞれアペンドで1回と、ミナ本編で3回、絢華本編で4回+オナニー1回。理亜IFルートで1回ある。

劇中で主人公たちが語ることだが、私は映画のスタッフロール後に流れる、小ネタ集やキャラのその後みたいな小話が好きなので、そういうアペンドがあったことはよかった。

それこみにしても実質2ルート+αくらいの内容で同じ値段なのはどうなんですか、そうですか。

 

 

 

・キャラ

 

前作のあらすじや、前作攻略可能ヒロインについては私の前作のブログを参照してほしい。

無題13 - shanの落書き帳

 

まずはざっくりプロローグのあらすじ。

 

主人公が誰とも付き合っていない状態で、正月に帰省した時にこれまでの経緯を振り返る展開から始まる。本編で起きたイベントの、合間のシーンを描写してくれたのは好印象。

主人公は2学期の成績が悪かったことで、ミナから付きっきりで冬休みの課題を監視されることになる。その合間の寮の大掃除の時、主人公は絢華からいつもの嫌がらせをうけ、それがきっかけで頭を切ってしまう。責任を感じた絢華は、ミナと一緒に主人公の課題を教えることになり、主人公と絢華はある程度打ち解ける。

シルヴィが領事館で開いたクリスマスパーティの日、理亜とシルヴィのリサイタルの後、理亜は主人公とダンスをして、もう少しマリアを続けてみることを約束する。

元日に、主人公と理亜は学校の屋上にシルヴィを招待し、3人で金色の夕焼けを見る。シルヴィがなぜか涙を流し、本人にもその理由はわからないと言ったところでプロローグは終了。

 

全体的にFDということで、作者もインタビューで語っているのだが、お祭りということが念頭に置いてあり、ギャグ時空に振っているところがあり、またメタ発言も多め。キャラに裏の設定を語らせる手法は、やりすぎるとサムくなるきらいはあるが、基本的に私は好きである。

また、これはもうここで言ってしまうが、プロローグでシルヴィが夕焼けを見て泣いた理由は最後まで語られない。私は個人的にこれは本編のときの記憶をシルヴィが持っていて、本編ではできなかった3人で夕陽を見る、というシチュエーションが叶ったから、だと思っているのだが、ただ意味深にしたかっただけというのもありえる。

 

 

昇格ヒロインについて

 

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カミナル・ル・プルテア・ソルティレージュ・シスア 143-69-48-73

 

主人公の1つ下の高1。シルヴィの妹で同じくソルティレージュのお姫様。愛称は「ミナ」。寮で主人公の向かいの部屋に住んでいる。姉の事が大好きで、姉であるシルヴィの友人である主人公が、ふさわしい態度を身に着けられるように、何かと口うるさく指導をしてくる、年下系世話焼きヒロイン。主人公の事は「下郎」と呼んで最初は下に見ている。ちなみにお姫様なのにメイド服を着ているのは動きやすいから、とのこと。ミナちゃんこんなに小さかったのか...、けどCGのバストサイズと数字があっていない気が...。

本編登場時と比べて明らかに作画がよくなっており、別人レベル。これは一説だが、攻略不可ヒロインは、攻略可能ヒロインと区別するために作画、キャラデザを地味に抑える、というものがあり、今回攻略可能ヒロインに昇格したとあって、作画を変えたのだろうと思われる。特に目の描写が全然違う。

ミナルートでは、一緒に課題をやって2人の中が縮まり、主人公が庶民の遊びを教えるという名目でデートをすることになる。その後主人公は告白するが、ミナからは恋がわからないと言って断られる。しかし、そこは主人公が恋を教えていくという王道ムーブで、バレンタインや縁日デートを通じてミナも主人公に恋をしていく。

最後は、2人の恋にけじめをつけるため、教室で皆の前で交際宣言をして終わり。主人公は、王女であるミナにふさわしい格をつけるために何かを模索しているが、今のところ将来は決まっておらず、きれいにまとまってはいない。

しかし、本編では何とも思わなかったのだが、このミナというヒロイン、年下でありながらも世話を焼いてくれる包容力、さらに時折見せる年相応の甘える仕草、メイドにツインテ、お嬢様言葉で一人称は「わたくし」、となかなか自分のツボにはまった。制服の髪型がシルヴィと同じでお団子なのはマイナスだが、私服がツーサイドアップでウサ耳カチューシャなのは、ウサ耳カチューシャが死ぬほど好きなのですごくよかった。またお嬢様言葉だと、「わたくしの中にいらして」とか「中にいれてくださる」とか、いちいち言い方が男を立てる言い方になるのもすごくよかった。自分は縦ロールお嬢様キャラは好きではないのだが、こういう清楚なお嬢様キャラは好きなんだなと再認識した。

また、1回セックスしただけで、それ以降は夢に見るほど発情してしまい、授業をずる休みして保健室でオナニーを始めてしまうチョロさもかわいかった。

あと、せっかくメイド服を着ているのだから、ご主人様プレイがちゃんとあるのもよかった。

 

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このジト目がかわいい。

 

CVは秋野花さん。声を聴いたのはアマカノ以来だったが、こういうしっかり系のヒロインの声もうまくて、素晴らしかった。

 

f:id:shanxdl:20200810182826p:plain  城ケ崎 絢華 じょうがさき あやか 163-89-60-89

 

主人公のクラスメイト。昔のトラウマから庶民を見下していて、バリバリの庶民である主人公の事をイジメて、学園から排除しようとしてくる。主人公とは実は過去に会ったことがあり、その時イチと呼ばれていた主人公に初恋をするが、今の主人公が同一人物であることには気づいていない。

 プロローグで主人公の人柄に触れ、主人公に対する態度を少し和らげるが、毎晩アナルでオナニーをする重度のアナリストであり(きっかけは小さいときの主人公のせい)、オナニーをするときに初恋のイチ君ではなく、主人公の顔が浮かんで集中できないという謎の理由で態度が再び硬化する。この説明からわかるように、絢華ルートはかなりギャグ色が強くなっており、前作で絢華のキャラは結構気に入っていたのだが、あまり真面目なルートでなかったのは残念。

絢華は妾腹の子であり、6歳の時旧華族である父方の祖父、城ケ崎家に養女として引き取ってもらったことで、貴族となった経緯があり、はじめは庶民の子として育った。そのため小学校では成金といじめられており、それが絢華が庶民を毛嫌いする理由となった。その経緯から、絢華は城ケ崎家に多大な恩を感じており、「家」を繁栄させることを第一に考えており、お見合いをすることになった。主人公は理亜を交えた3人での交流や、課題を見てもらっていたことなどを踏まえて絢華の事が気になっており、お見合いを阻止するべく絢華の家に乗り込む。結局お見合い相手がエルの兄、イロエであったことから取り越し苦労に終わるが、その流れで主人公は絢華に告白する。

絢華の祖父が、序盤は厳格で冷酷な人物と言う描かれ方をしていたが、実は孫が大好きなポンコツジジイであったことは、多分想像の範囲内だと思う。

その後、主人公に告白の返事を迫られた絢華は、妄想が爆発して主人公の前でオナニーを始めてしまう。←???

その後2人は付き合い始め、主人公は絢華の家の格にふさわしい人物になって、絢華の祖父に認めてもらうため、頑張ることにして終わり。

正直すべてが投げっぱなしで終わってあまりにも雑だと思う。結局絢華は主人公=イチだとは気づかず(アペンドではIFルートとして気付くが、そうではなく本編で気づいてデレモードに入る絢華が見たかった)、絢華の過去や、家についても何も解決していない。

ストレートな言い方をすれば、爆乳クソ雑魚イキリドマゾメス豚という素晴らしい個性があるのに何も活かしきれていなかった印象。もしかしたら世界観に合わなかったのかもしれない。どうしてその乳でパイズリCGがないんですか。ケツがでかいのもCGでいまいち活かしきれていない。

 

また前述の通り、このルートだけやけにギャグによっており、勝鞭ヶ原(がちむちがはら)くん、という謎の同級生の存在くらいなら面白かったのだが、いきなり淫夢ほんへの1シーンが完璧に再現されたときはドン引きしてしまった。また絢華のHシーンのうちの1つの、アナニー中にペンが完全に入ってしまって主人公がそれを取る、というのも、ギャグならそれでもいいが、シーンの1つに入ってしまうと、もっとちゃんとしたものが見たいという気持ちもあった。

 

アペンドでは世にも奇妙な物語のパロディから始まる、もしも絢華が主人公=イチにプロローグ時点で気づいたら、というネタだが、絢華が完全に主人公のストーカーになってキャラが崩壊したうえ、玲奈ルートで登場したお香によりHなムードになるも、選択肢分岐によって主人公、シルヴィ、理亜の3Pが始まって出番を取られるのもかわいそうだった。

主人公=イチを絢華に気付かせるのは、ルート本編で、甘い雰囲気の中やってほしかったというのが本音。

 

CVは風音様。やはり風音様のツンデレは最高。

 

 

各キャラのアペンドについて。立ち絵は省略。

 

・シルヴィ

主人公と付き合って1か月後の話。シルヴィにメイド服を着てもらって、メイドプレイをする。妹のミナに合わせたのだろうが、これはこれでよき。

 

・エル

お正月、エルに付き合って道場の掃除をする傍ら、エルとエッチをする。特に何もなし。

 

・玲奈

主人公と付き合って2か月後の話。玲奈の愛情表現が甘やかししかないことに男のプライドを刺激された主人公が、イタズラに玲奈にホラーものを見せて怖がらせようとする話。このアペンドに限った話ではないが、シナリオ全体で玲奈の甘やかし属性が強化されていてとてもよかった。

 

・理亜

クリスマスパーティ後、普通に退院して焼きおにぎりを作ってきてくれたシルヴィと、野菜スープを作ってきてくれた絢華と4人でご飯を食べる話。なんだか最後が意味深だが、特につながらない。

 

・茜

主人公が茜のマネージャーになってからのとある1日の話。茜が女子野球部の練習試合の助っ人として呼ばれ、それはいいのだが、陸上のユニフォームで野球をして、さらにスライディングとかをしていいのか、と思う。代走として出場して盗塁を決める、という陸上部あるあるなのはいいのだが、最後にサヨナラを打ったのはやり過ぎかな、と。けれど本編玲奈ルートの投良戦よりはよほどまし。

主人公に膝枕してもらいながらフェラをするというシチュエーションがエロ過ぎて天才かと思った。

 

 

 

 

 

 

 

f:id:shanxdl:20200810191143p:plain 僧間 理亜 そうま りあ 150-76-51-78

 

本編理亜ルートのIF、もしくはTRUEともいえるルート。作者が語った通り賛否両論あるらしいが、個人的にはこちらが正史でもいいくらいだった。

クリスマスパーティのリサイタル後、疲れてしまった理亜は主人公に付き添われて先に寮へと戻る。そこで眠気で意識がぼーっとしている中、つい主人公に告白してしまう。その後付き合いだした2人は、年末を寮で2人で過ごすが、外で飯盒炊爨をしたときに理亜のカツラが燃えてしまい、しばらくマリアとして過ごすことになる。理亜は、パーティの時に主人公にもう少しマリアを続けると約束したが、理亜にはその自信が持てなかった。理亜は自分の体調を考えて、あの時が一番きれいな終わり方だったと半ば満足してしまっていた。しかし、シルヴィは金色でない銀色やほかの色の時間もまた素晴らしいものである、という話を理亜にする。

ここら辺の終わり良ければすべて良し、という考え方や人生の終わりをどのようにするか、という考え方は自分に近いものがあったので納得があった。

主人公、理亜、シルヴィは元日に3人で夕陽をみるが、その時見ると幸せになれるという「グリーンフラッシュ」が起こる。それを見た理亜に変化が起こり、脳腫瘍が肥大し、視力がさらに低下していくと同時に生理が始まり、前日主人公が注いだ精子が受精してしまう。自身が子を産めるような体ではないことを自覚していた理亜は、主人公に話すと堕胎を提案されてしまうという危惧から、内緒でシルヴィに協力を頼み、単身ソルティレージュへ渡る。

 8か月後、夏休みを利用して主人公はソルティレージュへ渡り、理亜は9か月の早産で帝王切開で子どもを産むが、エピローグでは学園を卒業し、公務員になった主人公と、世界的な歌姫になった理亜が、真理亜と名付けた娘と3人で学園の湖のほとりに集まるシーンで終わり。

 このとき主人公は、当たった銀色のラブリッチェマークを箱に入れて湖に投げ込む。これは前述の、銀色の時間もまた、2人にとって大切な時間だったという事を示しており、流れとしてきれいにまとまっていたと思う。また若干のご都合主義によって理亜は出産に成功しつつも助かるが、これはこれでハッピーエンドになっているので、謎に理亜を死なせてしまうよりは、個人的に好きな終わり方だと思った。

 

・その他

 

相変わらずOPがすごくいい。またEDの作詞が川田まみで驚いたが、歌手引退後は作詞家として活動をしているらしい。

 

・おわりに

 

FDらしく、ライターのやりたいことを詰め込んだのだろうが、個人的に絢華ルート以外は満足。つくづく絢華は不遇ヒロインだな...。

ミナの魅力に気づくこともできたし、まったりキャラゲーをプレイできてとてもよかった。金ラブは本編、FD通して良作であると思わせてくれるいい作品だと思った。

 

 

 

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