shanの落書き帳

ポケモンときどき〇〇

カンムリビギニング使用構築 ~未踏の豪雪荒野~

 

みなさんこんにちは、shanです。

今回は公式大会、「カンムリビギニング」に参加したので、感想がてら構築記事を残したいと思います。

 

 

 

 

この大会について詳しくは省きますが、DLC「冠の雪原」の配信を記念して開かれた大会で、カンムリ図鑑に登録されているうち、バドレックスを除いた209匹のポケモンのみが参加できます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以下、常体。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・パーティ紹介

 

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・構築経緯

 

まず今大会ではレジエレキを止められるであろう地面タイプが全パーティに必須級であると考えた。さらに本大会では使用できる地面タイプが少なく、ほぼガブリアスマンムーの二択であることを考えると、それらのどちらにも強く、かつ新規ポケモンであり、ある程度の数が予想されたブリザポスにも強い枠としてドータクンを採用することにした。また、一致ダイジェッターとして、特殊同士の打ち合いに強く、また今大会で数が増えると予想されたメタグロスにも強いポケモンとしてガラルファイヤーを採用。

前述の通り地面枠が必須であり、貴重な炎技を打てる点や素早さの高さ、また剣の舞からの全抜き性能を期待してガブリアスを採用した。

さらに今回の大会では入れない理由がなく、また強力に選出誘導をかけるポケモンとしてレジエレキを採用した。

最後にここまででラプラスに弱かったので壁ターンを枯らし、さらにマンムーミロカロス、飛行タイプに出ていけるポケモンとしてユキノオーを採用。さらにパーティがミミッキュに弱くなったので、ミミッキュへの後出しが安定し、さらにバンギラスへの対応が安定する駒としてレジロックを採用した。

 

 

・個別紹介

 

f:id:shanxdl:20201117201855p:plainGファイヤー 臆病 逆上 @オボンの実

165-×↓-111(4)-152(252)-145-156↑(252) 

燃え上がる怒り 暴風 挑発 悪巧み

 

新しく登場した三鳥の一匹。準伝特有の高い耐久からDM込みでほとんどの攻撃を一発耐え、逆上でCを上げてダイジェットでSを上げていく動きは決まればとても強かったが、流石にメタられていてほとんど選出できなかった印象。

技構成は燃え上がる怒り、暴風、悪巧みは確定でいいと思うが、あと1枠は耐久系ポケモンを起点にできる挑発を採用した。おかげでブラッキーナットレイを起点にできた試合もあったので良かった。サブウエポンを覚えなさすぎるのが悪い...。

オボンの実込みで逆上を2回発動させるロマンを狙ったが、それはうまくいかなかった。もしかしたらヤチェかヨロギがよかったのかもしれない。

 

 

f:id:shanxdl:20201117202647p:plainレジエレキ 臆病 トランジスタ @こだわり眼鏡

155-×↓-70-152(252)-71(4)-277↑(252)

10万ボルト エレキボール ボルトチェンジ 破壊光線

 

新しく登場したレジの一匹。特性のおかげですさまじい威力の電気技を打てるが地面タイプには何もできない。どうせ電気技しかうたないのでこだわり眼鏡を持たせたが、かなり相性が良かった。スカーフを持たずともスカーフ最速116族より早く、最速追い風74族より早い。火力もそこそこあり、電気技の対策をしていないパーティはこいつ一体で壊滅させられるが、地面タイプに交代されたときの次のターンの行動に自信がなく、相手に地面タイプがいるときは極力選出せずに選出誘導係に徹していた。

技構成は命中安定を取って10万ボルトとこだわり系に便利なボルトチェンジ、さらにDM時に打つ破壊光線までは確定で、あと1枠は最大火力を出せる可能性があるエレキボールを採用した。ちなみに素早さ実数値69以下なら威力150を出せる。

地面ポケモンエレキブル、チョッキバンギラスやチョッキブリザポスといったポケモンたちで対策されていたためほとんど選出しなかったが、スカーフヒヒダルマを上からたたいて3タテを決めた試合は楽しかった。

 

 

f:id:shanxdl:20201117203641p:plainガブリアス 陽気 サメ肌 @ラムの実

183-182(252)-116(4)-×↓-105-169↑(252)

地震 岩雪崩 炎の牙 剣の舞

 

言わずと知れたポケモン界の王。レジエレキに後出ししたときに一番負担をかけていける剣の舞型で採用。技構成はメインウエポンである地震のほかに、竜技を切ってサンダーやファイヤーに打つための岩雪崩、ナットレイに打つための炎の牙を採用した。レジエレキは壁張り型も多く、リフレクターをチャラにできる剣の舞はそこそこ強かったが、相手の大爆発が140ダメージぐらい入るため、それが辛かった印象。

また持ち物はカビゴンのあくびループや不意の鬼火をよけられるラムの実を採用したが、マッチングしなかった。このパーティであればマンムーに強くなるヤチェか、ミミッキュに強くなるロゼルが正解だったように思う。また岩雪崩は一度ミミッキュをヤンキーで突破すると言う活躍を見せたが、DM時には一度も打たなかったため、岩石封じでよかったように思う。

さすが実績のあるポケモンで、出した試合で何も活躍しないという事はなく、スペックの高さを見せつけてくれたポケモンだと思った。

 

 

f:id:shanxdl:20201117204437p:plainユキノオー おっとり 雪降らし @気合の襷

165-113(4)-85↓-158↑(252)-105-112(252)

吹雪 ギガドレイン オーロラベール 氷の礫

 

変なポケモンその1。もともとはラプラスを見るために採用したが、氷+草の範囲が一貫するパーティは意外と多く、思ったより数倍は活躍した印象。ブリザポスメタとして採用されているHB火炎玉ミロカロスに強い点がよかった。またパーティに絶対いる地面枠のガブリアスマンムーに強い点も良かった。氷の礫の威力を下げたくなかったが、ラプラスを見るためにDは下げたくなかったのでおっとりで採用。副産物としてマンムーつららばり5回で死んでしまうが、初手からつららばりで突っ張ってくるマンムーはいなかったため、問題はなかった。

技構成はメインウエポンの吹雪にマンムー対面で馬鹿力or岩技で襷まで削られた後、相手の礫圏外まで逃げるために草技はギガドレインを選択した。またラプラスが弱点保険だった場合、安易に草技を打つとキョダイセンリツで襷まで削られてしまうのでターンを稼ぐためのオーロラベール、最後に対面で強くなる氷の礫を採用した。本当は後出しされるメタグロスに刺さる大地の力が欲しかったが、切れる技がなかった。

どうせ弱点の多さも相まって耐久は無いに等しいポケモンなのでCS襷で採用したが、相手のラプラスの上を取れたり、遅いマンムーの上を取れたりしたので悪くなかった。またDに振っていないアーマーガアくらいなら確定2発、ナットレイも確定3発にできるくらいの火力はあり、対面勝ちが多かった影響もあってそこそこの圧力をかけることができた。なぜか相手の受けだしから幾多のナットレイを葬ったポケモン吹雪をそこそこ連打したのに1回も凍らなかった。

バンギラスが天敵だが、それ以外には一定の活躍をしてくれたポケモンだった。ただ襷の管理が難しかった。

初手でサンダーかカイリューと対面した場合、こちら視点だと相手がDMを切ってダイバーンで天候を変えられることがイージールーズにつながるのだが、そのプレイングをされたことは一度もなかったことは覚えておくべきことかもしれない。

 

 

f:id:shanxdl:20201117205527p:plainドータクン 控えめ 浮遊 @弱点保険

174(252)-×↓-136-144↑(252)-137(4)-53

鉄蹄光線 サイコキネシス メテオビーム シャドーボール

 

変なポケモンその2。相手のマンムーガブリアスに強く、またブリザポスに無類の強さを発揮すると考えて採用。S33族なので無振りでもブリザポスより早いのもGood。それだけでなく、安易な弱点技を耐えて保険発動からの全抜きを狙えると考えて弱点保険のフルアタ型で採用した。

技構成はメインウエポンでDM時の火力を取って鉄蹄光線、サンダーをはじめとした飛行タイプに打つダイロック媒体のメテオビーム、メタグロスやドラパルトに打つシャドーボール、あと1枠は草結びと迷ったが、草技はうつ相手がいないと考えてタイプ一致技のサイコキネシスを採用した。この採用はマンムー対面でこちらがDMを切りたくないときに打つ技として重宝したので正解だった。

低レート帯では相手が弱点技を打ってきてくれて保険発動からの3タテも決まったのだが、高レート帯になると相手がなかなか弱点技を打ってくれず、火力不足になることが多かった。また対面ではブリザポスに勝てるが、相手のインファイトに受けだしすると、半分以上削られてしまうため、対処が難しくなるのも想定外だった。

またメタグロスに対して安易にシャドーボールを打つと、確定2発が取れない上に保険発動からの雷P媒体のダイサンダーで吹き飛ばされてしまうので注意が必要だった。

相手のナットレイやアーマーガアに打点がないのがつらかった。

実は鉄壁ボディプレス型の方が強かったのではないかと思っている。

結構地震を打たれた印象があり、ドータクンの認知のされなさを感じた。

 

 

f:id:shanxdl:20201117210548p:plainレジロック 意地っ張り クリアボディ @フィラの実

187(252)-167↑(252)-220-×↓-120-71(4)

ロックブラスト ボディプレス 冷凍パンチ アイアンヘッド

 

変なポケモンその3。パーティがミミッキュに対して弱くなってしまったため、ミミッキュに対して後出しが利き、かつ同じくらい重いバンギラスにも勝てるポケモンを探してたどり着いた岩石の王。持ち前のBの高さを活かして、剣の舞を1回積んだミミッキュ程度なら打ち勝てるほどの耐久を持つ。また特性によりダイホロウ連打にも屈しないのもえらい。

技構成はメインウエポンであり、ミミッキュの化けの皮を貫通することを期待してロックブラスト、バンギラスのためのボディプレス、氷4倍勢(特にカイリュー)に打つための冷凍パンチ、そしてミミッキュへの遂行速度を上げるためのアイアンヘッドを採用した。ダイスチルでBを上げてしまえばミミッキュの後に出てくる物理ポケモンにも打ち勝てたり、ダイロックでDを上げ、サンダーやファイヤーの相手をしたりと思ったよりも活躍してくれたが火力が足りず、特にサンダー相手に羽休めで粘られてまくられる試合が何試合かあったのが印象的だった。

持ち物はチョッキと迷ったが、疑似的に耐久値を上げるための混乱実で、ユキノオーの霰ダメージと合わせて選出した試合ではほぼ木の実の発動ができていたのでよかった。本戦ではバンジの実だったが、多分トリック対策を考えるとフィラの実の方がよい。

鉢巻バンギラスの噛み砕くに後出しできなかったのは笑った。(笑い事ではない)。

 

こんなにもレジロックが活躍できる環境というのもこれが最初で最後だったのでは...。

レジロックで3タテした試合があったので私は満足です。

 

 

・きついポケモン

 

アーマーガア(+バンギラスの並び)

鉄壁を積まれるとほぼ対処できない上にバンギラスと並ばれるとレジエレキでサイクルを回せない。また当たり前だが地面タイプと混在しているとレジエレキを選出できず、ガブリアスでしか対処できない。

 

ドラパルト

スカーフでとんぼ返りを持った個体が多く、ユキノオーは初手で帰られて襷を潰され、またレジエレキは上からドラゴンアローで確1を取られる。ドータクンで対面に持ち込みたいが、温存されるときつい。

 

サンダー

このパーティはドータクンでDMを切らせ、ダイバーンを耐えて弱点保険ダイロックで返すという対策しか持っていないので、命の珠以外の持ち物、アッキやタラプを持った羽休め持ちのサンダーやそもそもダイバーンを打ってくれないサンダーに勝つ手段がない。

 

テラキオン

ファイヤーのDMを誘われて安易に悪技を打つと起点にされる他、ダイロックでDを上げられると倒すのが難しくなる。

 

メタグロス

パーティに対策の駒は入れたつもりだったが、600族の持ち前の耐久を活かしたDM弱点保険が止められなかった。不意の高速移動グロスは降参案件(2敗)。

 

 

・戦績

 

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12-3

8-7

8-7

合計28勝17敗

最高レート1681  最終レート1659 459位

 

 

・おわりに

 

今回の大会は1週間ほど前から仲間大会に出て調整を重ね、万全の準備をもって臨んだが、目標としていたレート1700に届くことはできなかった。

今回持ち込んだパーティはドータクンユキノオーレジロックは45戦中1度も被らなかった。マイナーに走ったのではなく、勝つためのパーティを考えての採用で、実際そこそこ環境メタとして機能してくれた点は自分だけが発掘したポケモンのようでよかったように思うが、あくまでも勝つことが最終目標なので、次の大会でもしっかりと考察を重ねていきたいと思う。

個人的にはこういった使用できるポケモンが限定されている大会が好きなので、是非また開催してほしいと思う。