みなさんこんにちは、shanです。
今回は第七世代最後の公式インターネット大会「ウルトラファイナル」に参加してきたので、その構築記事を書こうと思います。
二回続けてポケモンの記事を上げるのはレアです()。
ウルトラファイナルについての詳しい説明は省きますが、簡単に言うと禁止伝説アリ、道具重複アリの何でもアリの大会です。なお全員レベル100になります(重要)。
・使用パーティ
大怪獣バトルだぁ...(恍惚)
・構築経緯
今までボックスに眠っていた禁止伝説たちを最後に活躍させてあげたいと思い、補助技やギミックを極力使わない、パワーで殴るだけの小学生パーティを使いたくなった。
せっかくコロコロに課金して手に入れたアルセウスを使うことからスタートし、アルセウスメタとしてマーシャドー、残りは種族値の暴力をしたかったのでレックウザとグラードンを入れた。さらに、禁止伝説戦ではスカーフゼルネアスが強いと何かで読んだのでそれを鵜呑みにして採用。最後に通りの良いゴースト技を一致Zで打てるルナアーラを採用した。
・個別紹介
アルセウス 陽気 マルチタイプ @ノーマルZ
381-339-276-×-277-372(0-252-0-0↓-4-252↑)
神速 シャドークロー 剣の舞 身代わり
強すぎてめったに使われないポケモン界の神。今大会では満を持して登場。ノーマルアルセウスは火力を確保するために意地っ張りにするのが主流らしいが、私は禁止伝説界隈に詳しくなさ過ぎて陽気で厳選してしまった。しかし今回の大会においては、ミラーで負けることがなかったためこれでもよかったと言える。技構成は代名詞ともいえる剣舞神速に、ゴーストに打てるシャドークロー。残りは鋼に打つための地震かオバヒと迷ったが、鬼火を打たれる場面が多いのではと考え、そこを逆に起点にする身代わりを採用した。
実際は鬼火より電磁波をよく打たれたが、身代わりで回避して剣舞を積むことができた試合もあった。しかしこの環境ではゼルネアスが跋扈しているためにほえる持ちが多く、身代わりよりは挑発の方が良かったかもしれない。
陽気にした弊害で剣舞神速では落とせない相手が多いため、一度だけ大火力が出せるノーマルZを採用。そこそこ通ったので良かった。
特にゲンシグラードンやゼルネアスなどの禁止伝説との対面ではほぼ勝てないため、大会が終わった後、雑魚狩りの神という印象が自分の中で付いてしまったかわいそうな神。ギガインパクトを採用してもよかったかもしれない。
マーシャドー 陽気 テクニシャン @気合のタスキ
322-349-196-×-216-383(4-252-0-0↓-0-252↑)
初手やぶれかぶれ最強!!
神速を受けるため+ノーマルアルセウスメタとして採用されたポケモン。S125というアルセウスより早い絶妙な素早さを持っているが、インファイトでは無振りアルセウスが倒せない...。神が固いのか、たった600族には荷が重かったのか...。タイプはかなり優秀で、先制技も持っている破格の性能のはずが、数値が低くて禁止伝説同士の殴り合いには一歩劣る感じだった。シャドースチールでH252黄昏ネクロズマが乱2、冷凍パンチで無振りメガレックウザが乱2ととにかく火力が足りない。
シャドースチールでムラっけをメタれる(ドーブルとビーダル以外)など意外な使い方もあったが、必ず入っているゲンシグラードンに打ち負ける+サイクルを回せない構築のため、禁止伝説戦では扱いにくかった印象を受けた。冷凍パンチをがむしゃらにしておけばまた違ったかもしれない。
相手のマーシャドーが意地っ張りアルセウスを意識してほぼ準速だったため、影うちの打ち合いで負けなかったのはよかった(意地っ張りマーシャドー持ってない)。
ゲンシグラードン 意地っ張り 終わりの大地 @紅色の玉
404-504-356-×-216-217(252-252↑0-0↓-0-4)
地震 炎のパンチ ドラゴンクロー ロックカット
数値お化け。ゼルネアスの一貫を消すために採用。攻撃500超えってなんだよ...。
断崖の剣はシングルで打つには命中不安が怖すぎるため、地震を採用。あとは通りの良い炎のパンチと、レックウザに打つためのドラゴンクロー。最後の枠には圧倒的な攻撃を活かして抜いていくためのロックカットを採用したが、やはり禁止伝説戦なだけあって弱点を突かないと耐えてくる相手が多いため、ほとんど使わなかった。パーティの対フェアリー性能、物理受けを一身に担うとともに、相手のゲンシグラードンがきつく、グラードンはグラードンでみるというふざけた構築になっているため、常に過労死していた。ドラゴンクローはほぼ打たず、イベルタルを迅速に処理したい場面の方が多かったため、岩雪崩でよかった。自身のBも高いためイカサマで半分削れないのは笑った。
メガレックウザ 無邪気 エアロック→デルタストリーム @気合のタスキ
352-399-216-336-194-317→352-459-236-396-212-361(4-252-0-0-0↓-252↑)
画竜点睛 神速 オーバーヒート 剣の舞
持ち物アリでメガシンカできるチート胡瓜。とにかく強いメガ枠を使いたかったというあいまいな理由で採用してしまった枠。技構成は通りの良い画竜点睛、神速までは確定で、あとは鋼に打つためのオーバーヒート(Vジェネ個体持ってない)、突破力を上げるための剣の舞を採用したが、この枠はゲンシグラードンに打てる波乗りを採用するべきだった。そうすればメガレックウザにも明確な役割ができ、またパーティの弱点を一つ消せたと思うので、それが今回の反省点だと思った。
気合のタスキは対面ならジオコンゼルネアスを処理できるように採用したが、一度も発動機会がなかったので、命の珠でよかったと思う。
ゼルネアス 控え目 フェアリーオーラ @こだわりスカーフ
402-×-289-355-233-263(36-0↓-252-100↑-4-116)
このパーティで唯一調整を考えた獅子神様。HBスカーフゼルネアスは受けだしから相手を二回たたけて意表をつけて強いという記事を何かで読んだので使ってみたかった。
あとGTSでわらしべしてたら偶然ひかえめゼルネアスが釣れたのも大きかった。
調整は意地っ張りメガレックウザの鉢巻画竜点睛2耐え、黄昏ネクロのメテオドライブ耐え、意地っ張り剣舞アルセウスの神速2耐えなど。(すべて正確には高乱数耐え)残りは130族抜きまでSに振り、あまりはC。しかし、私がレベル50戦だと思い込んでいたため、この調整は厳密には機能しておらず、特に130族と同速というのが致命的。実際メガゲンガーとの素早さ対決に負けた試合もあった。S129のウルトラネクロズマは抜けるためまぁ...といった感じ。
このパーティはイベルタルが重いので、イベルタルがいたら絶対選出していた。HBに振ったおかげでイベルタルへの後出しも安定し、使いやすかったが、必ずイベルタルの後ろにフェアリー受けがいて、サイクルを回すのがつらかった。
ムーンフォース以外打たなかったので、後の技は何でもよかったが、しいて言えばイベルタル+黄昏ネクロに一貫する電気技や裏のゲンシグラードンに交換読みで打つめざ地面はあってもよかったかもしれない。
この環境ではジオコンを積んでも、ゲンシグラードンやアルセウス、黄昏ネクロズマなどがいるため、全抜きすることは難しい。よってスカーフ型は前評判の通り、かなり使いやすかったため結果としては満足。
416-×-214-373-250-322(4-0↓-0-252-0-252↑)
このパーティ唯一のからめ手使い。
前述の通りゲンシグラードンがきついので、そこにZ技を打つためだけに選出されることもあった。ゴーストタイプの一致専用Zの火力は馬鹿にできず、有利対面を作ってZをぶっ放しているだけでもそこそこ強かった。また追い風によって次に出すポケモンが上から殴れるようにしつつ落ちていく流れは強かった。技構成は追い風、一致技のシャドーレイ、またエスパー技にはジオコンゼルネアスに少しでもダメージを稼ぐためサイコショックを採用した。最後の一枠にはアルセウスやミミッキュに打つ鬼火を採用したが、そもそもアルセウスには素早さが負けていて上からシャドークローを打たれること、ミミッキュも影うちを所持していることを考えると、メタとして機能していなかったことは反省点。
ルナアーラは必ずイベルタルを呼ぶので、サイクルを回すうえでイベルタルにダメージを蓄積させられる冷凍ビームか10万ボルトでよかったかもしれない。
・きついポケモン
アルセウスがきつくないパーティなんて存在しない(白目)。
電磁波ステロ吠えるアルセウスから瞑想妖アルセウスとか地面Zアルセウスとかで積んでくる展開は無理だし、コスモパワーも積まれた時点で倒す手段がない。なぜ自己再生を覚えてしまうのか...。
もっとコロコロに課金しておくべきだった。
明確に強いと言えるのがゼルネアスのみなので必ず選出された。
普通のイベルタルならいいのだが、HBゴツメイベルタルはほぼ勝てない。
毒羽って禁止伝説のすることじゃねぇよ...。
まともにダメージが通るのがゲンシグラードンとルナアーラのみのため、選出が絞られて辛かった。
ゲンシグラードンの地震or断崖or大地の力でH振りゲンシグラードンは落ちないため、お互いの素早さ勝負だった。
←C特化大地の力だと82.5%で落ちるらしい。危なかった...。
・戦績
1日目 14-1
2日目 10-5
3日目 7-0
3日目に目標の1800を達成したため、これ以上は潜らないことにした。
・おわりに
禁止伝説戦ということでいままで見たことない専用技、専用エフェクト、専用特性が乱立する、まさにお祭りと呼ぶにふさわしい大会だったと思います。普段使わないポケモンを使ったせいで、ウルトラネクロズマの仕様を間違えていたり、特性がわからなかったり、ダメージ感覚が完全に破綻していたりと色々ハプニングはありましたが、反省点が浮かんでもう一度やりたくなるくらいには楽しい大会でした。この経験を糧に第八世代も頑張っていきたいです。