みなさんこんにちは。shanです。
今回は第六弾なのですが、まとまったプレイ時間が取れないこと、名作といわれるゲームのため、忘れるのを避けたいことなどを理由に、ヒロイン一人クリアするごとに感想を書いていきたいと思います。
煩雑になりますが、よければ最後までお付き合いください。
今回プレイしたのは2005年に戯画から発売された、パルフェ 〜ショコラ second brew〜 Re-orderです。
このゲームは某大手鳥系♰公式エロゲ実況者♰が一番好きなゲームと豪語した作品であり、ほかにも様々なところで名前を聞くので一度プレイしたいと常々思っていた作品でした。
しかし、古すぎるゲームのためwindowsにすら対応しておらず、またプレミアがついていて、ダウンロード版もないため、半ばあきらめていました。
そんなとき、この戯画ロイヤルスウィートコレクションの発売が発表され、そこには待望windows10対応のパルフェが収録されているというではありませんか。この機を逃すと完全受注生産版なので買えなくなる...と日本人の性格に負けて購入してしまい、今やっとプレイできたというのが経緯です。
「パルフェ」やるためだけに買った
この作品は「ショコラ」シリーズの二作目であり、前作「ショコラ」と世界観を同じくしています。またシリーズライターには丸戸史明氏を起用しています。丸戸史明といえばいまや「冴えない彼女の育てかた」で有名ですが、本職はエロゲライターです。
二作目だから一作目の「ショコラ」からやった方がいいんじゃないかとも思いますが、一作目「ショコラ」の舞台である喫茶店「キュリオ」を参考にして作られた喫茶店が今作の舞台だという設定があること、「ショコラ」のヒロインの名前が出てくること、くらいしか伏線がなさそうだったので、あと「パルフェ」の方が評価が高い先に「パルフェ」をやることにしました。
かなり昔のゲームなので、シナリオメインで感想を書いていきたいと思います。また私はネタバレを苦にしない性格なのですが、この作品に関しては、里伽子を最後に攻略した方がいいという情報のみでプレイしていくことにしました。
以下、常体。
まずはあらすじから
wiki参照で
中世ヨーロッパの街をイメージした大型ショッピングモール「ブリックモール」はグランドオープンを間近にひかえ、テナントとなる飲食店の誘致を進めていた。
ただの大学生である高村仁のもとに、突然ブリックモールから電話がくる。彼の義姉である杉澤恵麻が経営していた欧風喫茶「ファミーユ」を出店して欲しいという内容である。ファミーユは半年前の火災で店舗を失い休業中だった。もう一度姉さんの笑顔を取り戻したいと思った主人公は大学を休学し、あくせくしながら開店準備を進める中、ありえない程に恵まれた出店条件の裏を知らされる。ファミーユの出店場所の予定の真向かいの店は「キュリオ」。ファミーユがそのコンセプトを学び、模倣したオリジナルである店の3号店だったのだ。
圧倒的な人気と実力を誇るキュリオを前に、主人公は悪戦苦闘を強いられる。アルバイトである雪乃明日香、涼波かすりと3人だけでの開店もやむをえなくなった深夜、滑り込みでアルバイト志望の少女、風美由飛が現れる。キュリオのチーフである花鳥玲愛との口論をきっかけに主人公はキュリオと売り上げ勝負をすることになってしまう。
かつて「ファミーユ」の同僚であった夏海里伽子の助力が得られるかも分からないなか、こういった状況を打開し、人気店「ファミーユ」を復活させなければならない。
ここまでが大体プロローグ。
ここまで進んで、主人公が一ツ橋大学三年の経済学部生であり、学校を休学して店舗を経営するとか、主人公が喫煙者であるとか、昔のゲームらしい設定がどんどん出てくると感じた。学生で喫煙者の主人公なんて今はもう流行らないし、大学を休学するという展開も珍しい気がする。
この後は毎日お客様との忙しい日々を過ごしながら、気になったヒロインとのイベントをこなしていき、クリスマスに告白して個別ルート突入という流れ(だと思う)
そして記念すべき第一回目の攻略対象となったヒロインは
風美 由飛 最初は一番好きじゃなかったやつから選ぶタイプ
公式サイトに種族値が載っていないのでその全貌は謎に包まれている...。
明らかにメインヒロインとして書かれており、人手不足に悩む主人公の前に突然現れ、深夜の店内で歌を歌っていたところ、それが主人公にガン刺さりして採用を勝ち取る。喫茶店バイト未経験者で失敗も多く、天然に起因する様々なポカをやらかすのだが。持ち前の天真爛漫さですべてを許させてしまい、店の看板ウエイトレスと呼べるまでに成長していく。と、なろうだったらいいことしか書いていないのだが、日常シーンを描写すると言動がうざすぎていまいち好きになれなかった。
昔何かの番組で小藪が、天然系の芸人と一緒にいても何も面白くないしむしろイライラする、と言っていたのと近い感覚な気がする。
このゲームには里伽子とツンデレキャラランキングで今でも上位に入るほどの花鳥玲愛という二大神ヒロインがいるせいで影が薄くなってしまったある意味かわいそうなヒロイン。
初挨拶時にえーと、か...風美 由飛です。という怪しい名乗り方、風美と呼ばれても誰の事かわからない、向かいにある「キュリオ」から見える位置で仕事をするのを明らかに嫌がる、という伏線からわかる通り、本名は花鳥由飛で、花鳥玲愛は妹である。由飛の両親が5年前に亡くなってしまい、路頭に迷いそうになっていたところを、由飛のピアノの先生だった玲愛の母が見かねて養女にしたという設定を持ち、姉妹になった経緯から玲愛との仲は非常に微妙で、玲愛と仲直りをすることがtrueエンドへのキーポイントとなる。
さらにここから実はピアノの天才であるという設定もついてくる。
なんでこれでプレイヤーの好感度があがらないかな...
由飛ルートに入ると、主人公がクリスマスに由飛に告白するのだが、その時は恋愛対象として考えたこともなかったといって振られる。この時点ですでには?となるのだが、そのあと振られてほうっておいてほしい主人公に執拗に電話をかけ、もう少し考えたいとアピール。その後ちゃんと考えたら好きだったという意味不明な理由で付き合うことになり、normalエンドはここで終了。しかしここまでに玲愛と仲直りできていると、trueエンドに突入する。trueルートでは、実は音大の一年生(一年留年)であることが判明し、さらに今期の試験も落第寸前で、落第した場合退学となり、フランスへの留学が決定することが明らかになる。(由飛を引き取った祖父はフランス人で有名なピアニストであり、由飛を自分のそばで教えたがっていた)しかし付き合った主人公と別れたくない由飛は試験勉強を頑張るのだが、実はピアノにトラウマがあり、一年前からピアノが弾けなかったことが判明。
主人公は「ファミーユ」の仲間と協力して由飛のトラウマを克服し、最終的に由飛は試験を無事クリアして大学を卒業できたところでシナリオは終了。
このシナリオでは由飛のトラウマが、自分が玲愛よりもピアノが上手だったことが玲愛から本当の家族を奪ったと思い込んでいたことにあるため、トラウマの克服には玲愛の協力が必要不可欠で、そのために玲愛の好感度を上げた結果、玲愛も主人公の事が好きだという三角関係になっているところが評価の別れポイントだと思う。
私は、由飛を好きだといった主人公が、明らかに好意を持っている玲愛に対して(主人公は難聴系でも鈍感系でもない)煮え切らない態度をとることはマイナスだと考えている。
なお、主人公と玲愛と由飛の三人が床で寝ているCGがあるのだが、よすぎてこれは3Pを待ち望んでいる人が複数いるという話もうなずけた。
このヒロインは仕事してるときの言動はうざすぎて好きではなかったが、普通に恋人としてみると普通だったし、回想時の言動はかわいくてよかった。ちなみに回想数は1+2回。
まだ一人しかクリアしていないが全体としてみると、共通ルートが3か月くらいあって長いこと、ルートに入るために特定のヒロインのイベントばかりを見ていればいいわけではないこと、共通ルートですでに里伽子のエモさがヤバイこと(語彙力喪失)が挙げられた。
最初に由飛に告白して振られたときに主人公がまたか...といっていること、その時の回想に里伽子が出てくることから、主人公は昔里伽子に振られたことがあると考えているが、それでも友達として主人公にアドバイスをする姿や、「しょうがないなあ...、仁は」という口癖、主人公の前では弱みを見せない姿などに里伽子の良さが詰まっていると感じた。
なお、次は姉妹つながりで玲愛ルートをプレイする予定。
また早く更新できるように頑張ります。